ギター図鑑
ギター (Guitar) は、指、またはピックで弦を
弾いて演奏します。
楽器の種類としては「撥弦楽器」と言われます。弦は6本で幅広い音域を奏でることが出来ます。
クラシック音楽、フラメンコのほか、ジャズ、ロック、フォルクローレ、ポピュラー音楽など幅広いジャンルで用いられています。
手軽に手に入り、すぐに初められることから、老若男女問わず、とても人気のある楽器。
第1章 ギターの種類
アコースティックギター
主な種類:
クラシックギター、フォークギター、
フラメンコギターなど
一言でアコースティックギターと言っても沢山の種類があります。
アコースティックギターというのは電源などを
必要とせず、楽器だけで音が出せるギターを
総称して呼んでいます。
よく略して「アコギ」と言われます。
一般的にアコースティックギターというと、
フォークギターを指すことが多いです。
ギターの人気のひみつ
ギターは手軽に持ち運べて、どこでも演奏できます。
お友達や、恋人、ご家族と音楽を楽しむにはピッタリの楽器です。
また、吹く楽器とは違い、弾きながら歌を歌えるので「弾き語り」スタイルが大変人気です。
ギターを詳しく見てみよう
ポイント
1フォークギターとクラシックギターの違い
ポイント
2上から下へ音が高くなる
ポイント
31弦は一番高い音の弦です
ポイント
4各部の名称
第2章 ギターの歴史
ギターと日本の琵琶は仲間だった
ギターは、もともとはリュートと言われる楽器から進化しています。
リュートというのは、弦を指で弾いて弾く楽器で、中世(6世紀~15世紀)からバロック期(17世紀~18世紀)にかけてヨーロッパで使われていた楽器です。 このリュートが世界中に伝わり、様々な楽器に変化していきます。
その一つが、日本の琵琶です。 今の形のギターが登場したのは18世紀と言われています。弦が6本になり、サウンドホールといわれる 音を響かせる構造になっていきます。
エレキギターが登場したのは1930年代ですので、とっても新しいですね。
第3章 憧れのギターブランド
マーチン Martin
アコースティックギターのトップブランドと言われる。
エルヴィス・プレスリーやポール・サイモン、エリッククラプトン、ボブ・ディランといった有名人が多く愛用するメーカーでも知られる。
現代のアコースティックギターの基準になった、老舗中の老舗。
ギブソン Gibson
1894年マンドリンの製作を始めたところが由来。
1902年にギブソン社として設立される。
世界でも有名なギターメーカーのひとつ。
デスポールモデルといわれるギターはエレキギターのスタンダードモデルになる。
日本でもアルフィーの高見沢さんや山崎まさよしさん、B’zの松本さんなど愛用者が多いことで知られる。
テイラー Taylor
他2つと比べて、とても新しいギターメーカーで1974年に設立。
新しい構造のギター開発に力があり、最近注目を集めている。
弦の高さが低めにセッティングしてあることもあり、初心者でも弦を押さえやすく、疲れにくいと言われる。
第4章 ギターの演奏方法
フォークギターの構え方は
コードを押さえやすい姿勢になっている
フォークギターはコードという伴奏のように演奏することが多いので、弾きやすくするために、ギターが水平で横に寝ている感じになります。
右利き、左利きというのはあまりなく、同じギターを使うことが多いです。
ギターは左足の上にポンと乗せる感じで、足台と言われる足を乗せる台は基本的に使いません。
クラシックギターの構え方は左手を
見やすく、動かしやすい姿勢になっている
上のフォークギターと比べて、左のクラシックギターの構え方はギターがググっと起きている感じですよね。
これは、クラシックギターは伴奏ではなくメロディーを演奏することが多いので、細かく指を動かす演奏をします。
そのため左手が動かしやすく、また見えやすい構え方になっています。
左足は台の上に乗せています。