こんにちは、海野真理です。
今回は「指の形はどれが正解?」というお話です。
指の形はどれが正解?
目次
先生によって違いがある
かつて私がピアノを習い始めた頃、真理4才、今からもう40年以上も前のお話です。
「おててもお指もまる~く、てのひらに卵が入るように。」
これが主流でした。
私と同世代の方々、きっとうなづいていらっしゃるのではないでしょうか。
ピアノ演奏というのは、その先生によって違いがあると思います。
先生の考え方や、そのまた先生のご指導など、影響を受けるものはたくさんあります。
必ずしもこれが良くてこれがダメ、というものはないのかもしれませんが、一般的にこのような弾き方をオススメします、これはあまり良くない、はあると思います。
絶対に考慮しないといけないこと
あと、非常に重要で、絶対に考慮しないといけないことは、
「その人の手の大きさ、指の長さ」
です。
ドから上のミまで届いてしまうくらい大きい手の方もいらっしゃれば、オクターブがやっと、という方も。
お指が長くて(うらやましい!)弾きづらい、と悩まれる方もいらっしゃいます。
なので指導者は、そこを頭に入れつつ、実際の演奏で何が弾きづらそうなのか、弾けない原因は何か。
常に考えている、それは個人個人みんな違う条件で、ということで考えています。
私の知り合いで、小指が極端に低い位置に付いていて、ピアノを弾くときに先生と同じような手の形にならない、と言われていた方がいらっしゃいます。
オクターブを弾くときにまっすぐではなく小指側に手のひらが傾いたりします。
手の形に合わせて、指の形だったり手のひらの傾き具合というのは変わってくるので、先生と同じにはならない、まして子どもさんであれば、大人とこども、すでに大差があるので同じは難しいですね。
でも先生はとても上手に弾かれるので、真似したい気持ちはよく分かります!
一番理想とする指の形
話は最初に戻りますが、40数年まえのカッチリ、ハイフィンガ─と呼ばれる、上からコンコンと叩くような弾き方(なのでお指も丸く、立て気味に構えるよう言われていたのだと思います)から…。
現在はなるべく自然な構えで、お指もどちらかというと寝かせ気味、というか、何もしないというか。
私は生徒さんに
「寝てる時って、お指や手首がカッキーーン!となってないよね。あの時の力が全部抜けている状態がとてもいいんだよ。ニュートラルな感じ。」
とお話します。
「でも先生、寝てるときは力入らないからピアノ弾けないよ、鍵盤おさえられないよ。」
「うん、いい質問だね!力は抜けてて、ピアノを弾くのに必要な力だけ使うんだよ。
お指の先に重さを乗せて、その重さを支えられるだけの力、強さだけでいいよ。
いらない力が入っていると、とってもしんどいし邪魔だね。
ほら、ランドセルの中の本は少ないほうがいいでしょ。必要ない本は入れない、それと一緒かな!」
でもこれが難しい!脱力と支えるための力の加減は本当に難しいです。
これが自然にできる手の形、指の形が一番理想とする「ピアノを弾く姿勢、指の形」なのではないかなと思います。
自分がピアノを弾いている時、どうなっているか、傾きや力加減、たまには録画して弾いている姿を客観的に観察、など、地に書く研究してみてください。
そこから何か気が付くことがあれば、きっとステップアップのチャンスです!
いろいろ試して、研究してみましょう。
楽しんで頑張りましょうね。
♪独学だと指の形とか適当になりそう…
♪昔習った記憶だから最近の弾き方を知りたい
★そんなあなたに朗報です!★
DVD付きで、見てすぐわかる!
海野先生のピアノレッスンがあなたの自宅に。
「楽譜が読めない」
「忙しくてレッスンに通えない!」
大丈夫です!
初心者でも一人で30日後には名曲が弾ける!!
さらに!有名な曲でテクニックまで身につける!!
海野先生の楽しいピアノレッスンを、あなたの自宅へお届けします。
→ 30日でマスターするピアノ教本&DVD 海野先生が教える初心者向けピアノ講座はこちら