こんにちは、海野真理です。
今日は「指が短いけどピアノを弾きたい!」というお話です。
以前、大人の方でピアノを習いたい、と体験レッスンに
いらっしゃった大人の男性。
ガッチリ体型で、手もとても大きい!
グローブのように肉厚で、私は「いい音が出そうだ。羨ましい!」と
思いながら自分のぺらっぺらの手を眺めました。
ですが、意外なことが!
指が短いけどピアノを弾きたい!
目次
手の大きさも指の太さもいろいろです
何と指が太くて鍵盤を押さえられない、正確に言うと、
黒鍵の間の白鍵を押さえられないんです。
ピアノを弾いていて、黒鍵から白鍵、そしてまた
黒鍵という半音階など弾く時に、(例えば♯ド→レ→♯レ)
白鍵の細くなったところを使うことがありますが、
そこが入らない。
人間の身体は本当に人それぞれ、
手の大きさも指の太さもいろいろです。
その方はそれでも何とか自分のあった弾き方でフォローしていく、
という形にはなりましたが、やりにくい分、
人よりも努力が必要になります。
1オクターブが届かない
そしてピアノを弾いていてよく聞くのが「1オクターブが届かない」
ということです。
お子さんであればそれこそ個人差がありますが、
成長途中にあるので長い目で見ていけばいいことです。
今の応急措置で、上の音、または下の音を省いて弾きます
(曲によって、どっちを省くかは決めます)。
大人の場合は今以上に手が大きくなることはまずないと思うので、
あとは掌、指の間をストレッチすること、
沢山使えるようになることに重きを置きます。
人間の手は日常握ることが多い、鉛筆もお料理も何かを作ることも
ドアのノブも、すべては握ることです。
もしかしたら手をいっぱいに開いて何かを押さえる、
という作業はピアノならではかもしれません。
あ、パソコンも多少そのような動作ですね!
いっぱいに開く、と言いましたが、ぱあーーーっと
思い切りいっぱい開くのと、ピアノを弾くために
手を開くのはちょっと違います。
思い切り開いた手は、指が反っていると思います。
ちょっとやってみて下さい。どうですか?反っていませんか?
その手でドからド、1オクターブの鍵盤を押さえることは
まず無理、形的に無理ですね。
ピアノの場合は、どんなに一生懸命ぱあーーーと開いていても、
少し丸い形を手のひらで作っています。
すこーし丸い感じです。
レッスンでよく「東京ドームの天井みたいにね~。」
なんて冗談で言いますが、お子さんにも想像しやすいようで、
みなさんふんわりしてくれます。
1オクターブをとるため、まずは掌の感覚をつかんでくださいね。
東京ドームの屋根、そしてハリがあるように、中心からぶわ~っと
開いている感覚、ストレッチ感覚で。
そこにさらにしっかりと指の間もぶわ~~っと
そして力まずストレッチした指が生えている、
という感じでしょうか。
握力はあまり関係ない
1オクターブをとるためには、握力はあまり関係ないと思います。
確かに指は強いほうがいいし、しっかり打鍵できる強い指は
いいことだと思いますが、それと握力はまた別のもの、
だって握力検査の動作はピアノを弾く動作ではないですよね。
ですので力まないこと、あくまでもふんわり
柔軟性があるほうがいいと思います。
そして1と5の指先がしっかり鍵盤を叩けること。
ピアノを弾くのに、手が小さいとか、指が短いとか、
条件的に厳しいとがっかりしたり落ち込んだりします。
そしてそれは努力しても手は大きくできない、とてもつらいことです。
ですが、自分の弾き方を考え、工夫することで克服はできますし、
その過程はピアノ学習においてとてもいいことだと思います。
スポーツ選手でそういった身体的なことを乗り越えて
頑張っている方のお話を聞くと、本当に心から尊敬し、
自分も頑張ろう!という希望をいただけます。
諦めず!頑張りましょう!
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