こんにちは、海野真理です。
今回は「手首の使い方を勘違いしてませんか?」というお話です。
流れるような美しい演奏、ああ、こんな風にピアノが弾けたら素敵…。
とあこがれるような美しいピアノ演奏、その演奏の秘密?は何でしょう。
ピアノを弾くときの手首の使い方
目次
手首は演奏の良し悪しを左右する重要な部分
聴いていて心地よい演奏とは、その音楽の表現がとても正しく、
なおかつ演奏者の気持ちが表現されていて、聴き手の好みと合う、
ということかな、と思います。
その表現するための手段、技術的に必要なものとして欠かせないのは
「脱力」
この一言につきます。
ダイナミックなフォルテも、繊細なピアニッシモも、ガチガチに
力が入っていてはなにもできません。
そしてその脱力にとても通ずるものがある「手首の動き」、
手首が柔らかく使えていないと脱力できているとは言えないくらい、
手首は重要です。
正しい手首の使い方
先日、らららクラシックでショパン特集をやっていました。
番組で、手首の使い方がショパンを弾くときは大切
という話をされていました。
ショパン以前のピアノ曲はあまり手首を動かすことを
想定されていないとも。
そうなのです。
あのショパンの流れるような美しい旋律、はかなげな強弱、すべては
手首を上手に使うことから生まれる、といっても過言ではありません。
指は意識しても、手首ってあまり意識されないのでは?と思います。
でもそれってある意味正解です。
手首をこうやってああやって、と意識して考えて動かすのではなく、
こういう風に弾くために、こういう自然な動きになる、
というほうが正しいです。
手首の動きは、手首だけが独立して動いているわけではありません。
それに動くことが目的でもありません。
タッチは直接的には指、指先でそして肩はストンと落として、
背中もそれに連動して下へさげる感じ。
腕や肘は重みを自然に落として、そして力を逃がすために
抜く動きをする。
この時に同じように動くのが手首です。
あくまでも自然に。
そして手首を下へ落とすのと、上へ抜くのをきちんと使いわけられたら
演奏もしやすいし、イメージも持ちやすい、
その動きと気持ちも=(イコール)になります。
故障にもつながる間違った手首の使い方
手首の使い方で勘違いした動きは、指が鍵盤を押さえるたびに
手首をカックン、と下げる、
打鍵を助けるために手首のふりを利用するような弾き方、
手首の使い方です。
これはただ単に弱い指を何とかしようと、間違った力の
かけ方をしているだけです。
でも、打鍵の一つの方法として手首を使うことも
もちろんあります。
例えば、手首をがっちり固めて指だけでピアノを弾き続けると、
いろんなところに負担がかかって故障の原因になります。
自然な動き=正しい動きという法則?は成り立つと思います。
スポーツに置き換えても同じです。
正しい動き、フォームから打ち出されるテニスのサーブ、
ゴルフのティーショット、だからこそあれだけの強さと
飛距離が出るのでしょう。
正しく、そして楽に手首が使える演奏、
それは=素晴らしい演奏と言えますね。
研究し、考え、そして最終的には自然のままの動きが
自然とできるように。
手首の動きをしっかり味方につけてくださいね。
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