ピアノ練習|1日サボると3日分、は本当?

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こんにちは、海野真理です。

今日は「1日サボると3日分、は本当?」というお話です。
 

これまでに弾いた曲を忘れないためには?

目次

  1. 1日サボると3日分
  2. 練習を続ける事も才能のひとつ
  3. 出来ることを出来る範囲で

 

1日サボると3日分

この言葉、皆さんどこかで聞いたことがありませんか?
もしくは言われたことがあるとか。

小さい頃、ピアノをやっていた方などは、
先生から、親から、この言葉を言われ続けたのではないでしょうか。

まるで呪文のように…。
 

ピアノの練習に限ったことではないと思いますが、
何事も練習を1日サボると取り戻すのに3日かかるということですね。

他にも類似言葉として

「1日休めば自分に分かり、2日休めば周囲に分かり、3日休めばお客様に分かる」

というものもあります。
 

何か3日というのがポイントなのかもしれませんが、(3日坊主という言葉もありますし)
3日間もピアノに触らない、練習しないなんてとんでもない!ということなのでしょう。

これは練習というものの本質を突いた、とてもいい言葉だと思います。

語るととーーっても長くなりそうなので簡潔に結論を言いますと。

反復練習によって、頭、身体、筋肉に正しい奏法をインプットするため

♪人間は忘れてしまう生き物なので、繰り返しは必修

♪ある程度の練習量確保のため

こんな感じです。
 

練習を続ける事も才能のひとつ

とってもやる気のある人にとっては「うんうん、その通りだ!」前向きにとらえてくださる言葉ですが、
ちょっとめんどくさい、やる気低めだと「うわあ、本当に!?大変じゃん。」となる言葉だと思います。

私たちが漢字練習をした時、九九を覚えた時、数学の公式や歴史の年号覚えもそうですが、とにかく繰り返しましたよね。

紙に書く、お風呂で「にいちがに、ににんがし」と言いました。

結局はこれなんです。すべてそうです。

そしてピアノは知識理解と実際に指を動かす運動能力の両方(それに芸術性という心がプラスされます)ですから、
そこが一致するためのトレーニング、練習が毎日必要になります。

ご飯を食べるように練習する。
こんなことをおっしゃる方もいらっしゃいます。

ドカ食いして3日間何も食べない、という方はいらっしゃいません。
栄養的にも精神的にも、とても良くないです。

ピアノも今日は頑張って1時間練習した、でもそこから3日間は忙しくてできなかった。
これは良くないのです。
それなら15分でいいから毎日練習したほうが効果はあります。

この「毎日練習する」という、言葉に擦れは経った一文、簡単な文章が出来ない!

ほんっとに出来ないです。

大人の方はとにかく忙しい、お仕事、家事、育児、介護、社会で生きていくために必要なことが沢山あって、どうしてもということがあります。

子どもも忙しい!塾や部活、そして忙しくないけど遊びやゲームに忙しい子も…。

ここができるのも才能のひとつなのではないか、と私は思います。

音楽的センスが素晴らしく、譜読みも早い、頭もいい、なのに毎日の努力が出来ない、
こういうお子さんの生徒さん、います。
もったいない!とこちらは思うのですが、本人がそう思っていないので、なかなか改善はされません。

オーバーではなく、平日4、5時間、休日は8時間練習する、これを遅くとも中学生くらいから、
5年も6年も続けていける人だけが音楽大学に進んだり留学したりしてプロになり、一流の演奏家になれるのです。

ただ、それは決して楽しいピアノ楽しい音楽とは言えないかもしれません。闘いの毎日です。

その先に待っている楽しいことはもちろんありますし、音楽自体が好きなのですが、
日々は延々基礎練習とか、自分の出来ないことばかり考えたりとか、コンクールの結果に一喜一憂とか。

…なんだかとっても辛いですね。

でもそんな努力をされた方々の演奏ですからやはり素晴らしいし、私たちも感動する音楽だったりするわけです。

もう感動、感激、尊敬!ですね。
 

出来ることを出来る範囲で

でも音楽は楽しむもの!趣味で楽しく弾いていくのも素晴らしいです。

毎日練習することの必要性は分かっていても出来ない、そうなるともう苦しい、やる気がでない、

そんな時には、出来ることを出来る範囲でやってみましょう。

必ずしもピアノの前に座らなくても出来ることはたくさんあります。

例えば机の上で指をトントン動かすだけでも良いですし、グッパグッパと指の運動をするだけでも良いです。

あとは頭の中でピアノを弾く、イメトレに近いのですが、楽譜を思い出し、
鍵盤を押さえることをシュミレーション?そうしている自分をもう一人の自分が客観的に見る。

これ、なかなか良いピアノ練習です。

イメージできない所は実際にも弾けていない所だったりするので、自分の弱い所を発見できます。

あ、でも車の運転中などは危ないので止めておきましょう。
私はしょっちゅう赤信号に気付かないことがありますので!
 

努力あっての素晴らしい演奏、ここを目指して頑張っていきましょう。

できればその努力している過程も楽しみたいですね!
 

♪楽しみながらピアノが弾けたら良いな

♪今からでもピアノが弾けるかな?
 

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