ピアノの練習は静かなところが良い?

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こんにちは、海野真理です。

今日は「ピアノの練習は静かなところのほうが良い?」というお話です。


 
さて、あなたのお宅、ピアノはどこに置いてありますか?

リビング?

応接間?

自分の部屋?

そしてそのお部屋は広い?狭い?良く響くとか響かないとか、
はたまた防音で24時間練習OKとか?

 
ピアノの上達に不可欠な「練習」

その練習をしているピアノの種類、置いてある場所、広さや響き、
そういった「環境」はとても重要です。

今日は静かなところが良い?というお話なので、主には置いてある場所、
ということをメインにお話しようと思います。
 

ピアノの練習環境は静かな方がいい?

目次

  1. 昭和時代のピアノの置き場所といえば
  2. 今の練習環境といえば
  3. ヘッドホンでの練習はいいことだらけ?
  4. 誰かに聴いてもらっていると思うことが大事
  5. まとめ

昭和時代のピアノの置き場所といえば

私が小さい頃の一般的なピアノ環境というと…。

ピアノは黒のアップライト。

置き場所は応接間、というか、家で唯一の洋間。

広さは6~8畳。

黒くて美しいピアノは、一つのインテリアのようなものでしたから、
応接間に綺麗に置いてありました。

そして、今の時代のようにほぼ洋室、フローリング、なんていうものではなく、
当然畳にピアノを置くわけにもいかない、ということもありました。

そしてその部屋は、当然ですが特に音楽のための環境作り、
というものはなく、ご近所のこともあり、
そんなに夜遅くまで弾くことは不可能。

でも、田舎で田んぼも多かったので、窓を開けて弾いたりもしていました。

昭和の子ども時代を送られた方は、きっと同じ環境だったのでは?
と思います。

応接間にピアノが置いてあると、
くつろぎの部屋ではなく、どちらかと言えば隔離状態。

練習はしっかりと自分のピアノの音だけが聞こえる環境でした。

邪魔をする弟、妹も、ペットも!?いませんでした。

唯一邪魔をするのは、母の容赦ない一言。

「そこ、リズムおかしくない?」

「あ!今の変だった。」

とか。

台所からその一言を言うために顔をだす。

そのたびに演奏は中断。

「もお~~~!わかってるよお!いちいち言いに来ないで。」

と、少々ケンカになったり…。

今の練習環境といえば

今度は今の子どもたちを考えてみましょう。

まず、ピアノはマンション、住宅事情などから電子ピアノ、
もしくはアップライト。

置き場所はリビング。

広さはダイニングキッチンも含めてだいぶ広々としています。

となると、いつも家族がいて、テレビがついていて、兄弟が遊び、
お母さんが料理をしたり片づけをしたり。

いろんな音がしています。

家族から「テレビの音が聞こえないから、ピアノの音ちっちゃくしてよ~」
なんて苦情が出たりすることもあったり?

そんなことでヘッドホンをして練習、という子どもさんも
いらっしゃるでしょう。

ヘッドホンでの練習はいいことだらけ?

ヘッドホンをすれは、まわりの雑音?!は聞こえない、
ご近所の迷惑にもならない、集中もできる。

いいことだらけ?

私はこのヘッドホン、良くもあり、悪くもあると思います。

静かに集中できるというのはいいのですが、やはり誰かに
聞いてもらうことも必要かもしれません。

私の母のように、音楽のことは全く分からない人の意見も
とても重要だったり、案外そのような方の聴こえ方というのは
なかなか鋭かったりします。

間違ったことを気が付かずに繰り返すより、練習の段階で
気付くのはとてもいいかもしれません。

以前、発表会後に生徒さんの保護者から

「先生、うちの子はいつもヘッドホンで練習して聴かせてくれないので、
今日舞台で初めて聴きました。こんな曲だったんですね。」

と言われたことがあり、私は内心仰天しました!

練習の段階で聴いたことがない、当然練習を見てあげるということもない、
そして曲も知らなかった。

これはせっかくの発表会、本番までも楽しんでいただく、
本番までが大切なのに…。

何て残念なのだろう…、と思いました。

もっと関わってほしいし、関われるものがある幸せを感じてほしいです。

誰かに聴いてもらっていると思うことが大事

やかましいほど一言一言私にいってきた母、しっかり関わっていましたし、
ちゃんと弾かないとまたお母さんが言いにくるから、といつも誰かが
聴いていることを意識した練習をさせてもらっていたのだなあ、
と今になってあれはあれでよかった、と思いました。

もちろん、邪魔になるうるささは、丁寧に音色を聴きながら
音楽を作っている時には、あまりよくないと思われます。

ですが人前で弾くこと、聴いていただくことが大前提のピアノ演奏ですから、
自分の中にこもって一人で、それもボリュームを機械で調節して、
というのは、場合によっては危険だと思います。

シーンとした環境、集中のため、部分練習のため、テクニック、エチュード、
繰り返して何度も練習するものなどは静かなほうがいいかもしれません。

でも曲として練習するのなら、人の心に残る演奏を目指してほしいので、
人に聴いてもらいたい、少しワーワーする中でも、
人は聞こえてくる音って案外しっかり聴いています。

そんな中で、「ん!?」と思わせるとか、テレビ見ている妹が、
フッとテレビではなく自分の弾いているピアノを聴いてくれている、
とか、そんな素敵な演奏ができると、よしっ!と思いますね。

お父さんが
「その曲いい曲だなあ。今度の発表会で弾くのか、楽しみだなあ。」
なんて言ってくれると、もう最高に嬉しいですよね!

まとめ

そして最後に。

人間の集中力というのは、少しくらい騒がしいほうが鍛えられると
聞いたことがあります。

リビング学習、いつでもわからないところを親に質問できる、
一人で黙々とやるより楽しい、だからオススメ、
というのは良く聞きますよね。

少しざわっとしたリビングでも、スイッチを入れれば
すぐ集中モードに入れる訓練も同時にやっているらしいです。

おお~~!それはまさに理想的です。

住宅事情など、やむを得ない環境、変えられないことはあります。

それに適応した練習、それによって得られることも考え、
いい練習ができるといいな、と思います。


♪私の家にも使っていないピアノがあるな・・

♪子供たちの思い出のピアノ、今度は私が弾いてみようかな。

 
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