こんにちは、海野真理です。
ピアノを弾いていて、よく言われることがあります。
「なんでそんなに指が動くの？」
「なんでそんなにサッと楽譜が読めるの？」
「なんでそんなにすぐ弾けるの？」
なんだかこんな風に書くと、とっても
自慢げで嫌な人みたいですね！
すみません、そんな気持ちではないのです（汗）！
薬指だけ動かないとピアノは弾けないの？
目次
みんなこんな風になりたい
でも、改めて考えてみると、子どもにも
大人にもこういうことを言われるということは、
みんなこんな風になりたいということ、
でもそう簡単にはなれない、ということ
なんだろうなあ、と思いました。
実際、これらのことが出来るようになるには
指や楽譜を読むことのトレーニングは不可欠で、
これが出来ないと確かにピアノは弾くのに
苦労するだろうなあと思います。
出来るようになっている人たちは誰でも、
絶対に訓練して時間を費やして葛藤しながら
頑張った結果だと思います。
なので、決してすぐにでもサッとでもなく、
そこまでには曲がりくねった長～い道のりがあった、
ということはきっと言うまでもなく
分かってくださっていることと思います。
なかなか動いてくれない指
そして更に言われること。
「なんでバラバラに指が動くの？
お姉さん指とか絶対動かない。」
そう、お姉さん指！動かないですよね～。
小指よりも動きにくいかも、です。
実際のところ、薬指だけ動かすというのは至難の技、
そして体の構造的にも弱い指だったりするので、
ここはピアノの上達の道のりで壁にぶち当たるかも、
というところです。
それでもトレーニングで指は動いてきます。
諦めてはいけない！
少し荒治療のようかもしれませんが、
３と５の指を押さえておいて４を動かす。
これを２と５に変えて、
１と５に変えて、いろんなパターンでやってみてください。
結構キツいです。
特に３と５。
これはやりすぎると腱鞘炎になるかもしれないので、
少し様子を見ながらやってみてください。
そしてやってみると分かるのですが、指先だけで
なんとかしようとしても
重みがかからず、鍵盤を押せません。
指の付け根、根本からちょいちょい、と動かす方が動きやすいです。
ちょっと不思議、何で？と思いますが、指の長さ、リーチを使うことが
とても重要で、やりやすいのだと思います。
他にはとにかく回数、スポ根！
昭和のトレーニングかもしれませんが、
いっぱい動かしてみる。
ミファミファミファミファ、
ソファソファソファソファソファ。
確かハノンにこういうのありますね。
これも腱鞘炎に注意しながらやってみてください。
すこし違う観点からのお話
そして、すこし違う観点からのお話ですが、
ピアノというのは、確かに一つの音は一本の指が
鍵盤を叩いて弾きますが、一つ一つをピチピチと
叩いているのではなく、前後の音の繋がりで
音楽が出来上がります。
それこそ、私が今叩いているパソコンの
キーボードとは質がちょっと違うと思います。
そうなると４だけピチッと叩くよりも、
前の指からの流れ次第で、周りの指との連携も
考える必要があると思います。
ですから薬指だけを動かそうとせず、前の音を
弾いている指からの重さの移動、載せ替え
という感じで、手首も掌も、関節も。
全てを駆使して！？音楽を作りましょう。
指が独立すればどんなに美しく弾けるでしょう。
モーツァルトのコロコロ転がるような１６分音符も
きっと何の苦労もなく弾けます。
いいですよね～！そうなりたい！
それにはある程度の時間と回数と効果を知って練習すること。
大人は頭を使うことが得意です。
きっとできます！
頑張りましょう！！
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