ピアノ初心者の疑問をズバっと解決!

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こんにちは、海野真理です。

みなさん、快適なピアノライフをお過ごしですか?

快適っていうのも少しおかしいですが、
すこやかに何の問題もなく楽しく弾けていますか?

爽やかにお聞きしましたが、実は・・・

きっと「はいっ!!」とお返事ができる方は
本当に少しだと思います。

私も日々苦しんで(!?)います。

といいますのも、色々メールが寄せられ、
様々な弾けない悩みをお聞きするからです。

そこで、今日は
「ピアノ初心者の疑問をズバっと解決!」というお話です。

たくさんのご質問の中から選んで、お答えしながら
お話していきたいと思います。

 

ピアノ初心者に多い疑問や悩みを解決

目次

  1. ピアノを弾いて「腱鞘炎」に…適切な練習や予防方法について
  2. 教室の先生と関係がうまくいっていないとき
  3. 「なぜこの指?」演奏中の指使いについて
  4. 左手と右手の合わせ方はどうすればいい?
  5. 悩みを解決してもっともっとうまくなろう!

 

ピアノを弾いて「腱鞘炎」に…
適切な練習や予防方法について

まず最初の方。

 先生のDVDを購入しピアノを始めて間もなく1年になります。

 DVDの練習曲は一応弾けるようになり、ちょっと難しい曲に
 チャレンジしようと、大胆にも上級者用の楽譜を購入し
 練習を始めたのが半年前です。

 初めは、とても弾けそうにないと思いながらも少しずつ
 練習をしていたら、何とか弾けるようになってきましたが、
 10日ほど前から左手中指が痛くなり、腱鞘炎になりました。

 こんなことがあるとは思いもしなかったので、
 弾く前に指のウォーミングアップとかはしていません。

 何か効果的なウォーミングアップの方法があれば
 教えていただけないでしょうか?

 ピアノはこれまで1回も習ったことはありません。
 今回が初めてです。1日に2~3時間ほど練習しています。

すばらしい!!

本当に真面目にコツコツ頑張って練習していらっしゃるのですね!

その様子がよく伝わります。

 
そしてこのご質問の中でとてもシビアな点は「腱鞘炎」

読者の皆さまにも経験がある方いらっしゃるのではないでしょうか。

 
私は今まで本当に幸せなことに、腱鞘炎の経験がないのですが、
腱鞘炎になると練習は控えなくてはいけない、でも練習したい!
このジレンマに相当イライラすると聞いたことがあります。

ベートーベンやリスト、ショパンといった大曲を弾きこなすには
それなりの強い指、手、筋肉が必要です。

そしてそれらのために、何年も、何十年もコツコツ練習した結果、
正しい、強い筋肉が付き、腱も鍛えられ、弾けるようになります。

 
そのためのトレーニングなので、やはり頑張らなくては
いけないのですが、

どの程度の無理ならよいか、ということですね。

 
行き過ぎると身体は悲鳴をあげます。

その結果、痛みや動かなくなるということになるので、
そうなったら練習は思い切って、本当につらいですが
中断してください。これは絶対です!

そして、そうならないために、指を強くするための練習としては
付属の「指をスラスラ動かす練習曲集」をぜひ活用してください。

→ 「指をスラスラ動かす練習曲集」が付いた 海野先生が教える初心者向けピアノ講座はこちら

 
あとは一般的によく知られているのは「ハノン」という曲集です。

まずはゆっくり、ていねいに。
そしてだんだんテンポをあげて、適度な疲労感を感じるくらいで。

きっとそれを繰り返していけば、筋肉が付き、
強くなっていくと思います。

毎日腹筋10回からはじめて、30回、50回、
あっという間に100回が楽にできるようになった!
という筋トレと同じです。

ピアノは楽しく弾いていただきたい。

そのためにはどこかが痛かったり、調子が悪ければ、
楽しいどころではなくなってしまいます。

どうか気を付けながら、そしてさらに上をめざしながら
頑張っていただきたいです。

教室の先生と関係がうまくいっていないとき

 ピアノを習って一年生です。
 秋に発表会がありますが、「貴方は出すつもりはない」と
 先生に云われました。

 私は知り合いの作曲家に曲を書いて頂いて新作初演で
 挑もうと思ったのですが、それがまずかったのでしょうか?

 あまり怖くて先生に聞けません海野先生ならどうですか?

 たぶん、教室で一番下手です 。

う~~~ん!と思わず悩んでしまいますね。

このメール、複雑な思いで読ませていただきました。

私のお教室では、2年に一回の発表会を行ってきました。

昨年から、「もっとやりたい!」ということで
一年に一回のペースにかえてみようと思っています。

舞台で発表すること、それはものすごいことです。

その日を迎えるまで必死で練習し、迫りくる本番の日を
指折り数えて緊張し、失敗したらどうしよう、という思いと、
震える指や膝を必死でおさえ、、、、。

怖いことばかり書きましたが、これらの体験は
必ずあなたにものすごい成果を与えてくれます。

舞台出演後はみなさん見違えるように上達しています。

そして、そんな怖い思いの中にも、楽しい気持ち、演奏後拍手の快感、
おしゃれして舞台に立つ喜び、いろいろあって、やみつきになるのです。

私はすこしでも多くの方々に、この体験をして欲しい!

だから先生に「出すつもりはない」とわいれたのは、とても複雑です。

ただ、先生方には何かお考えがあってのことだと思います。

もし納得いかないのであれば、やはり「出たい」という気持ちと
「なぜ?」という疑問をぶつけてみられても良いのでは?

ピアノを頑張っているのはご自身、出たい気持ちも、実際出て
演奏するのもご自身です。

サポートしてくださる先生と二人三脚で、いい方向で
レッスンしてくださることを心から願っております。

本当に、本当に応援しています!!
 

「なぜこの指?」演奏中の指使いについて

 ドレミファソラシドという音階を弾くときは
 ファの音で指をくぐって1番の指にするのに、カエルの歌の
 ときにはドレミファミレドのファを4番で弾きます。

 何で違う指で弾かなくちゃいけないんですか?

指使いのご質問は、じつはとても多いのです。

ゆびくぐり、ゆびまたぎ、スムーズに行うのはなかなかです。

あとは、「なぜこの指?」というご質問。

今回の「かえるのうた」はみなさん存知なので想像しやすいですが、
ドレミファミレド、のフレーズ。

一番高い音は「ファ」
それ以上は高い位置での打鍵はありません。

ということは1の指にかえる必要がないのです。

 
指使いというのは「ドの音だから1」と決まっているのではなく、
必要に応じて対応していくものです。

「弾きやすい」というのが最大の目的、と考えてください。

かえるのうたの「ファ」を1でとって、
「ミ」でまた3にかえる、

これはあまり弾きやすくないですね。

 
楽譜に書いてある指づかいは、必ず一度は弾いてみましょう。

そして「どうしてこの指で書いてあるのか」を
考えてみてください。必ず理由があります。

そして手の大きさなど、どうしても無理な場合は、
あなたにとっていい指づかいに変えて大丈夫だと思います。

「立ち止まって考える」この作業はとても大切!

音楽の構造を知ることにもなります。

何か新しい発見があるかも!

左手と右手の合わせ方はどうすればいい?

 左手と右手を一緒に弾けません。

 左手に合わせて右手を弾くのですか?
 それとも右手に合わせて左手を弾くのですか?

そうですね~、これも初心者の方には難しいことですね。

すこやかに、の苦労もなく左右がバラバラに、
思いのままに動けばいいのに。。。

右には右の、左には左の役割があり、どちらも必要です。

実際にメロディー部分が右、というのが多いと思います。

重要度から言えば、どちらかといえば、右ですね。

右手が美しく弾けて、その背景といいますが、雰囲気を作るのが
左手の伴奏の役目、これはとても大切です。

ぶち壊すのも、さらに美しくするのも左手次第!

そしてご質問の「合わせ方」ですが、
これは曲によっても違いはあります。

たとえば左手が和音やのばす音の伴奏であれば、
右手のメロディーを聴きながら上手に入ってくる、
要するに右手に合わせるということになります。

左手がアルペジオや八分音符、16分音符などでさらさら
動いている伴奏なら、その流れを良く聴いて右手が弾く、
要するに左手に合わせるということです。

 
ただ、実際は「どちらに?」というより
「両方がきちんと音楽になっている?」という
ことをよくきをつけているように思います。

 
ピアノという楽器の特徴でもある、左右ばらばらの動き、
ト音記号、ヘ音記号の違い、両手にペダルという足の動作、
とにかくすべてが全部独立している必要がある楽器です。

大変ですがその分音色も、音の分厚さも表現できます。

楽しんで両手を動かしてくださいね。

悩みを解決してもっともっとうまくなろう!

いかがでしたか?

ほんの一部のご質問でしたが、「あ~~!わかるわ。私もそう。」
と思われた方、みんな同じ悩みを持っていてちょっと安心した、
という方、いろいろでしょう。

これからもこうして皆様とコミュニケーションをとりながら、
仲間がいることを確認しながら頑張っていけたら心強いですね。

本当にたくさんのご質問、ありがとうございました!!

 


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