ピアノの練習は楽しくない?

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こんにちは、ピアノ講師の海野真理です。

今回は「練習って楽しくない?」というお話です。

 

ピアノの練習が楽しくない、そんな時に見直したいこと

目次

  1. 練習をしているのに何度も同じミスを繰り返してしまう原因って?
  2. 上達するために意識したいこと
  3. 楽しくなる瞬間って?

 

練習をしているのに
何度も同じミスを繰り返してしまう原因って?

先日、小学生の男の子のレッスンの時、こんなやりとりがありました。

その生徒さんは、どうしても一か所、弾けないところがあって、
何度弾いても同じように間違ってしまいます。

私はジーーーーッとその様子をみながら
「さてさて、この次はどんな手でくるかな?」と
興味を持って演奏を聴いていました。

しかし、何回弾いても、何分たっても、やはりおなじミス、
CDの再生のように寸分違わず同じ間違いから抜け出せないのです。

そこで「○○くん、おうちでもここは弾けなかった?そんな時は
どんな練習をしてるの?」と聞いてみました。

すると彼は「・・・・・?????」という顔で私を見ました。

 
その様子をみて

 
1.私の質問の意味がわからない。

2.練習方法をうまく言葉にできない。

3.そんなこと、考えたこともない。

このうちどれかしら、と考えました。三択クイズです。

 
男の子が言うには、答えは3番でした!

正確に言えば、彼は

最初から通して弾く
  ↓
つまずく
  ↓
もう一度最初から
  ↓
またつまずく
  ↓
出来ない
  ↓
楽しくない
  ↓
もういいや、練習終り

このようなルートをひたすら繰り返していたのです。

 
あなたも覚えがありませんか?こんな練習。

私はあります!(胸を張って言えることではありませんが・・)

特に弾けないと、意地になって繰り返してしまいます。

でもこれは、果たして弾けるようになるための練習でしょうか?

上達するために意識したいこと

 
・なぜ弾けないのか見つけること

・その原因を取り除くために必要な要素

・その技術をつけるための練習

これを考えなくして弾けるようにはならないでしょう。

これらをアドバイスするのはピアノ教師の役目です。
そのためのレッスンですから。

それを生徒さんがどのくらい理解しているか、自分が今やっていることは
何のためのトレーニングなのか、これは本人の上達にとって
絶対に必要なことです。

 
年齢に関係なく、意識した練習をすることは上達の近道です。

『労力と時間だけ使い、いつまでも弾けない。』

これでは嫌いになります。

 
「学校のお勉強や、坂上がりも一緒。
 コツが分かればすぐできるようになるし、楽しいよね。
 でも難しいことは時間がかかることもある。
 だから毎日コツコツ練習するんだよ。」

というお話をしました。

彼はそこでやっと「!!! な〜るほど。」というお顔をしてくれました。

楽しくなる瞬間って?

ピアノの練習って楽しくない?

今までの人生で、出来なかったことが出来た時の喜びを
経験したことのあるあなたなら、もう答えは分かりますよね!

新しい知識、教養、技術が身につく。
こんな心がワクワクすることって最高です。

難題を突き付けられたようなレッスンを終え、
帰っていく彼の後ろ姿に、今後の成長ぶりを期待してしまう私でした。

 


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