こんにちは。海野真理です。
今回のお話は「メロディーを覚えないとピアノが弾けない?楽譜だけでは弾けない?」
というお話です。
今日のお話のきっかけが、こんなご質問をいただきました。
なかなか 前に進めない私、イライラと情けなさで潰れそうになった時、
先生のメールを何度も読み返し練習を繰り返していれば
いつか弾ける様になる・・・と自分に言い聞かせています。
私はメロディーをしっかり覚えなければ、楽譜を見ながら弾いていても
曲として身体に入ってきません。
DVDを何度も聞いてメロディーを覚えてから
ピアノに向かっています。
メロディーと楽譜が一致し、曲を弾いているという感覚が出てきます。
本当にマイペースで、のろのろとゆっくり前に進んでいます。
でも、あまりの自分の出来の悪さにショックです。
沢山のアドバイスを頂き、理解はしているのですが、
身体が動いてくれません。
「歓びの歌」「ジュピター」がやっと、たどたどしくですが
弾けるようになってきました。
こんな私ですが、これからも宜しくご指導お願い致します。
なるほど、とっても頑張っていらっしゃるのに、とっても悩んで
いらっしゃるんだなあ、とこのお手紙を読んで痛感しました。
曲が先?楽譜が先?早く上手に弾ける練習
目次
メロディを覚えないと弾けないのは問題?
最終的に弾けるようになること、これが目的なので、
メロディを覚えてから弾く、ということも問題はないと思います。
私のDVDであれば何度もお手本を聞けるので
覚えることもできると思います。
今はそれで全然OKです。
ですが、もう少し先のお話をしますと・・・
楽譜だけを買ってきて弾こうと思ったとき
デモテープや音源、画像などが必ずしも
ある曲ばかりではないのでは?
そうなった場合、何かしら聴くもの、覚えるものがないと弾けない、
という練習方法だと弾ける曲、弾けない曲が出てしまうと思います。
理想的な練習方法は?
理想的なのは、楽譜を見て音を生み出すことが出来ること。
楽譜から何となくの音を自分で感じることができれば、
楽譜を読む力にもなり、なおかつ音楽を導き出すこともできる、
という良いことがいっぱいあります。
ひとつの曲を仕上げる、自分の満足のいく演奏ができるようになるまでに、
まずは何もないところから建物を建てていくのと同じように、
コツコツと音を拾っていく、さらっていく、それを自分のものにしていく、
ということも、大切な練習になると思います。
もちろんもっと良い演奏にしたい、良い演奏を聴いて上達、
ということになると、いろんな演奏を聴く、その中から
自分の音楽を作る、ということは不可欠になってくるので、
耳から入る音楽は大切だと思います。
ですが、全面的に耳に頼ってしまうのも、
良いことばかりではないと思います。
先のことを考えると、もし可能であれば曲を覚える前に
一度、楽譜だけで自分で弾いてみる、ということを
やってみると良い練習になるかもしれません。
まとめ
なので、テーマにもあります「曲が先?楽譜が先?」というお答え、
となると、理想的なのは「楽譜が先」になるのでは、と思います。
ただ、文章のなかにある
「メロディーと楽譜が一致し、曲を弾いているという感覚が出てきます。」
というお言葉。
これはとてもうなづけます!
そしてこれこそ、楽譜から、耳からということの合体といいますか、
融合といいますか。
楽譜、という平面上に書かれた情報が、音となり形となり、
皆さんの心に届く瞬間なわけです。
これを演奏者自身が実感することは、とても大切で、
そして最高の瞬間なのではないでしょうか。
これを繰り返していくと、楽譜という情報に慣れる、
要するに楽譜が読めるようになる、という
まさに理想的な形になっていくのでは、と期待に溢れます。
最初はちょっとしんどいし苦しいかもしれませんが、
ぜひ楽譜から音楽を作っていくことに
チャレンジしてみてください。
自分の弾きたい曲が、スッと楽譜を読んで弾けるようになる、
そんなすごく嬉しいことができるようになりますよ!
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