こんにちは、ピアノ講師の海野真理です。
今日は「大人も子どもも上達速度は変わらない?」というお話です。
ピアノの上達速度はどこで決まる?
目次
この歳でピアノを始めるのは遅いと思っていませんか?
「子どものころからやってないとやっぱり大変なんですね~。」
「子どもはすぐに上手くなりますね、大人は現状維持で
精いっぱいです…。」
このようなお話をお聞きします。
ピアノや弦楽器、バレエなどは小さいころからやらないとだめ、
3、4歳は当たり前で、遅くとも小学校に上がる前までには
始めないと、とよく言われます。
これは間違った話ではなく、実際本当のお話だったりします。
3歳には3歳でしか発達しない脳の働きがあったり、
バレエなどはその頃に鍛えないと伸びない筋がある、
と聞いたことがあります。
いくら才能があって、いくら努力しても、30歳では
遅いこともあったりするのです。
ちょっと悲しい気もしますが、現実そうらしいです。
絶対音感も6歳までが勝負、といいますし。
ただ、これはあくまでもその時点でプロフェッショナルを
目指すお話であって、楽しむ音楽に年齢は関係ありません!!
私はバレエも24歳から始めて、今でも充実した
バレエライフを楽しんでいます。
ピアノも30歳でも70歳でも、全然オッケーです!
ピアノの上達速度は大人子どもが関係する?
ではお話の本題ですが、始めた以上は上手になりたい、
でも進みは遅いし、指は動かないし、楽譜もなんだか
よく見えなかったり、練習に熱が入ると腰が痛くなったり…。
(これ、私も当てはまります~)
「やっぱり子どもの頃からやらないとダメなのかしら…。」
になってしまうんですね。
上達の速度は個人差がとても大きい、器用不器用、
じっくり何回も繰り返さないとできない方から、
初見でもサッとできる方、本当に様々です。
それは大人だから、子どもだから、という条件ではありません。
大人でも上達が早い方もいらっしゃるし、子どもでも
たくさん時間を必要とする子も。
なので、大人子どものくくり方ではなく、あくまでも個人差、
というところだと思います。
もし大人子どもが関係するとしたら、と考えてみると、
子どものほうが頭が柔らかいのかもしれませんね。
今まさに学校に通い、毎日たくさんの知識を身につけ、
たくさんの宿題をこなして、体育もあって
筋肉もよく動かしている。
大人は仕事などハードワーク、少々疲れていたり、
一日中座っていたり、活動範囲が子どもよりは
せまい気がします。
このあたりがもしかしたら上達の差になっているかもしれませんね。
大人と子どもの意識の違いとは?
あとは集中力とか、負けん気とか。
大人は少しやってみて弾けないと「弾けない~」となりますが
子どもは弾けるまでムキになってやるのかなと思いました。
それから子どものほうが時間があるので(最近のお子さんは
忙しいですが、社会人や主婦よりは時間がある気がします)、
練習に割いている時間も長いのかもしれません。
それもやはり個人差ですね。
あと、大人はもうすでにこの曲に対する理想像が出来上がっていて、
自分の演奏がちょっとダメダメに思うところがあるようです。
頭で音楽をとらえるのも大人の特徴です。
だからのびのび弾いている子どもがメキメキ上達しているように
思うのではないでしょうか。
いろんなことから検証(!?)しましたが、実際大人も子どもも
上達の速度は変わらない、個人の気持ちや性格、
モチベ―ションなどが上達の速さを決める、
ということのようですね。
もちろん早い上達は嬉しい、1年間に弾ける曲数が増えますから、
レパートリーもどんどん増えます。
でも、それだけが音楽の楽しみではありませんから、
ゆっくりでも本人が楽しめる、癒される、
満足するピアノを目指していただきたいです。
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