本当に音楽は力になるのか？

こんにちは、海野真理です。

この度の西日本豪雨災害では、尋常ではない雨、
それに伴う土砂災害と、大変大きな被害になりました。

今もなおJRはまだ運休、道路も寸断された状態の中、
物資も十分に行き届いていません。

そしてこの暑さの中、片づけに追われる方々、避難所での
不自由な生活を余儀なくされている方が大勢いらっしゃいます。

平成最悪の被害となってしまったこの豪雨、
被災された方々に心からお見舞い申し上げ、
犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表します。

「本当に音楽は力になるのか」

災害で大変な時に音楽なんて、と思われる方、
そして今はそんな時ではない、と演奏会の延期、
自粛をされる方。

こういった災害の時は、やはり生きていくことが一番であり、
そのための行動を最優先されるべきです。

生きていくこと、それはまず食べることであり、寝ることであり、
生活ができるようにすることです。

衣食住、まさにこれがないことには生きていけません。

音楽というのは生活を豊かにしてくれるものであり、
正直なところ、生命を維持するために直接何か
役に立つものではないかもしれません。

でも、こんな時に一番欲しいものかもしれません。

音楽は癒しになりますし、頑張ろうというテーマの曲は
大きな力にもなり得ると思います。

それももちろんですが、私は心に素直になれるための音楽も、
こういった非常時には大切、と思います。

それはどういうことかというと、みんな頑張っていこう、
頑張らなきゃいけない、まさにそういった状況で、
実際そのように頑張っていらっしゃる方ばかりだと思います。

でも、この状況を悲しんだり、これからの不安に
押しつぶされそうになったり、そういった
少しくじけそうな気持ちは必ず心のどこかにあり、
でもそれを何とか隠して、見ないようにして、
目の前の頑張ることに気持ちを向けている方が
とても多いのではと思います。

人間はやはりそういった気持ちを吐き出すこと、
誰かにきいてもらったり共有したり、そして
励ましてもらったり、そういうことをしないと
本当に立ち直っていけない、頑張れないと思うのです。

そんな時に、みんなで音楽を聴くこと、それは気持ちを
共有することであり、同じように心が癒されることであり、
我慢していた悲しみを吐き出せるところであり、涙を流せる
ところだと思います。

泣くことよりも、泣けないことのほうがつらいことも
あるのではないでしょうか。

音楽はそういう力があり、だからこそ音楽が必要、
と私は思います。

その力がどうか届きますように、そして一日も早く、
本当に早く元の生活に戻ることができますよう、
心から願うばかりです。

♪いつも身近に音楽がある生活って良いな

♪音楽で元気になるって素敵だな

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