こんにちは。海野真理です。
今回のお話は「ミソを弾く時の薬指が邪魔な時は?」というお話です。
この題を読まれて
「あ~!分かる!」と思われる方、
「邪魔???どういうこと?」と思われる方、
もしかしたら二分されるかもしれません。
ピアノで「ミソ」を弾く時の指の使い方
目次
薬指が邪魔になるってどういうこと?
まず薬指が邪魔、ということがどういうことなのか、
そこからだと思います。
では一緒に想像しましょう。
「ミソ」を弾く時、きっとドに位置の指、親指をのせて
用意するのでしょう。
それぞれドレミファソに12345、の指が乗るかたちですね。
そしてそこから「ミソ」を弾く、ふむふむ、3と5の指が動くわけです。
そして「ミソ」ですから3から5への移動、ということです。
ミソ~♪
!!!、ほんとだ!何だか動きにくいし4の指がついてくる!
と思われた方は「あ~!分かる!」の方です。
ミソ~♪
うん、普通にミソだね、と思われたかたは
「邪魔???どういうこと?」の方です。
要するにこの「ミソ」で薬指が邪魔現象には個人差が
かなりあるということです。
この個人差には後ほど触れるとして・・・。
「ミソ」を弾く時、薬指が邪魔になる原因
まず薬指が邪魔、をさらに具体的に検証してみます。
お客様から実際にご質問がいただいたのですが、
「ミソを和音で弾くと薬指が一緒に鍵盤を押さえてしまう。」
とのことでした。
3と5の指で和音を弾くということは、初心者の方には
とてもやりにくいことです。
5の指、小指はとても細く短い指です。
3の中指のように手のど真ん中にあって、長い指とは
そもそも身体的条件が違います。
その2本が同時に同じ条件、重さや深さの同じ鍵盤を
押さえるわけですから
やりにくくて当たり前、といえばそうですね。
そしてその間にある4の指!
この薬指はさらにちょっと曲者。
実は、4の指は5の指よりも動きにくく弱い指なのです。
ちょっと実験、鉛筆を2345の指でぎゅ~~っと
にぎってみてください。
親指以外の指で、指相撲をするような状態で思いっきり握ります。
しっかり握れますよね。
では同じやり方で5の指、小指を外してみてください。
どうですか?
嘘のように全然力が入りませんよね。
この実験で分かるように、小指というのは物をしっかり握る要の指です。
こんなに小さいのに力強いのです。
お話をピアノに戻しますが、3と5の指でミソの和音、
これは本来、強い小指をきちんと使いこなせれば。きっと
きちんとした和音が弾けますし、4が邪魔をすることは
ないと思います。
4が邪魔をする理由の一つに、小指だけでは心もとなくてつい4も
参加してしまう、ということがあると思うからです。
小指側へ力がかかる、もちろん小指だけにしっかり重みがかかれば
問題ないのですが、小指の独立が足りなかったりするとダダーッと
なだれ込むように4の指まで力がはいって鍵盤を押してしまうのです。
ですからきちんと5の指が独立していることがポイントです。
薬指が邪魔にならないための練習方法
さきほど言いましたように個人差がとてもあるこの「指の独立」
ピアノ歴にもよりますし、大人と子どもの差もあります。
独立を助ける練習をしてみましょう。
これは和音だけでなく、なめらかにスラーでミソ、
が弾けるようにもなる練習です。
まずミの音を3で押さえたまま、5の指でソをスタッカートで打ちます。
コン!コンっと釘を打つみたいに強く打ちます。
その時、しっかり5の指の根本を上げておきます。
根本が落ちているとそもそも強く打てません。
鍵盤よりもしっかり根本が上にあるようにしてください。
そして今度はソを5で押さえたまま同じように3で打ちます。
これで二本とも強いタッチが分かったと思いますので、
あとはそれを和音で同時に。
これも付け根をしっかり上げてください。
和音でなくミソ~と弾く場合も持っておく音と次の音を出すために
打つ音、この両方がしっかり鍵盤を捕まえることができて、
きっと4の指に助けなしに弾けると思います。
ただし!あまりやりすぎると腱鞘炎の恐れがあります。
特に小指の腱にだけ負担がかかるやり方で続けると
すぐに痛くなってしまいます。
小指を打つ時は少し手首の振りも利用して、
小指に外側も使うかたちで打ちましょう。
頑張っても痛くなって弾けなくなっては悲しいですから。
正しいやり方で一度お試しくださいね。
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