ピアノ演奏|なぜ私が弾くとガチャガチャするの?

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30代男性からのご質問
Q. 先生の模範演奏のように弾けません。先生の演奏は美しいのですが、
  なぜか私が弾くとガチャガチャしてウルサイのです。
  何が違うのでしょうか?

 

A.

こんにちは。ご質問ありがとうございます。

演奏の美しさ、これは一番目指さなくてはいけないところです。

自分がピアノを弾けた、うれしい!楽しい!はもちろんですが、
やはりその出来が美しいというのは、さらに嬉しさもあがりますし、
人様に聴いていただくものであれば自己満足ではいけないですね。

「どうしてこんな風に弾けるのだろう、同じ音譜をさらって
  音を出しているのに…。」
という思いはとても良く分かります。

私もCD聴きながらいつも思っていますから!

やはり根本的に音楽の「作り方」に違いがあると思います。

「作り方」というのは例えばお料理と同じかな?

材料の切り方や大きさ、時には面取りも必要だったり。
そしてお砂糖、みりん、しょうゆ、これらの割合、
そして煮込む時間、最後は盛り付け。

これらの手順が正しく出来ておいしい料理
(これは肉じゃがのレシピ!)が出来上がるわけです。

ピアノも同じです。

まず曲の調、拍子を読む、そこから譜読み。
リズムや強弱をしっかりみて、左右のバランスも重要。
アーティキュレーションでしっかり歌って。
最後は自分の気持ちを込め、感じるままに演奏。
 
こんな感じで一曲が出来上がりです。

そしてこの中でも大切なポイントは「左右のバランス」

ガチャガチャ聞こえる、とおっしゃっているところから
推測しますと、きっと伴奏とメロディーのバランスが
とれていないのでは?と思います。

私は曲にもよりますが、よく生徒さんに
「メロディーが7、伴奏が3くらいの割合で弾いてみて。」
といいます。

6:4の時もありますが、わりとしっかり出して、
しっかり消さないと全体で聴いた時に美しい曲に聞こえないのです。

和音も上の音がメロディーになっていることが多いので、
上をしっかりだす。

そのためには右手の5の指、弱い小指を鍛える必要があります。

ちょっとの意識で変わるので、よく自分の音を聴きながら
弾いてみてください。

時には録音して冷静に聴いてみるのもおススメです。

頑張ってくださいね!!


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