20代男性からのご質問
Q. この前楽譜を見ていたらフォルテにSが付いている記号がありました。
あれは何ですか?どうやって弾くのですか?
A.
こんにちは。ご質問ありがとうございます。
楽譜に正体不明の記号があるとのこと、
ふむふむ、その記号はきっと「スフォルツァンド」ですね。
この記号は「その音を特に強く」という記号です。
よくご存知の「アクセント」と意味は同じですが、アクセントよりも
強い意味合いで使われる、と思ってください。
19世紀、ベートーベンの時代ではそのおとの周りの範囲の中で、
その音の強さを表していたようです。
ですから弾いている音楽が「P」であればPの範囲内で
その音だけ強めに、という弾き方です。
しかし20世紀では曲の流れとは関係なく、
その音だけを強調する意味合いでこの記号が用いられています。
ですから曲が「P」であってもスフォルツァンドの付いた音は
Pの範囲を通り越してしっかり弾く、ということです。
これはかなり表現に違いがでてきますね。
どちらにしても、あまりにも不自然な強調では無い程度で、と思います。
よく音楽を聴いて、どう音楽を作っていきたいかで
弾き方を研究されては?
音楽記号、音楽用語って分かっているようで
あやふやなこと多いですよね。
これからも疑問がありましたら聞いてくださいね。
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