20代女性Tさんからのご質問
Q.手が小さいのでドからドまでのオクターブが届きません。
どうすればカッコよく弾けますか。
A.
大きな手、うらやましいですよね~~。
私も小さく、9度(ドからレ)がやっとです。
届くようにと思い、がむしゃらに手を横に引っ張って、
仮に届いたとしてもその状態で演奏できますか?
多分、届いただけで、動かすことも鍵盤を連打することも
無理ではないでしょうか。
ですから、手の大きさはもう変えられないので、
何とか補う方向で考えましょう。
これはあくまでも「その楽曲の雰囲気を損なわないように」なのですが
左手ならオクターブの上の音、右手ならオクターブの下の音をカットして
弾いてみてください。
本来の楽曲に手を入れるのは抵抗あるかも知れませんが、ベースも音が
薄くならず、メロディーの可憐さも損なわれず、曲として美しいバランスで
あればこれも一つの方法だと思います。
一度弾いて、よく聴いてみてください。
そしてこれからオクターブが弾けるようになるために、
指の間のストレッチをしましょう。
まず、左右それぞれの人差し指、親指ををくっつけて、
ひし形を作ります。
そのままひし形を潰すように、左右の人差し指と親指を
それぞれ近づけていきます。
分かりますか?こうすると人差し指と親指の間がグーっと広がりますね。
同じように人差し指と中指、中指と薬指、薬指と小指もやってみます。
指の間がピリピリする感じで20秒ストップです。
これは私が音大受験の時、師匠から教わりました。
お風呂の湯船に浸かりながらだと、体も柔らかいので
なお良いかと思います。
体の柔軟性って、やればきちんと成果が表れるそうです。
気長にコツコツ、頑張ってみましょうね。
ピアノを弾く際に大切なのは、指の長さや手の大きさよりも、
指や手首の柔軟性だと思います。
ぜひ実践してみてください!
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