30代女性からのご質問
Q.ドレミ付きの楽譜は使わないほうが良いのでしょうか?
音符を覚えなくなるのかな、と不安なのですが・・・。
A.
こんにちは、ご質問ありがとうございます。
楽譜の音符にドレミをカタカナでふる、これはよくあることですね。
そして、これははたしていいことなのか、
やってはいけないことなのか…。
「楽譜が読めない」「初見演奏が苦手」このような声は初心者から
音大受験レベルの方までたくさんお聞きします。
しかし、私たちは音符から音楽を読み取っているので、読めないのは
困りますしご自身もどうしてよいか分からなくなると思います。
音符は音楽の信号、日常の私たちでいうと文字だと思います。
それを解読し、読み、その内容を把握する、ここから深く音楽を
掘り下げて作り上げていかなくてはいけないのですが、
その第一歩となる「読み取り」作業が譜読みです。
私たちが文字を覚えていく段階を考えてみましょう。
まずは「習う」最初の最初は全く知らないことですから、
まずは教えてもらうこと。
あとは「反復」書いて、読んで、時には「なんだっけ、これ?」
となっても繰り返すことで頭に叩き込まれます。
こうして「あ」の文字が「あ」と認識できるまでになります。
音符もまさにその作業です。
最初はト音記号のド、○に棒がささった形、○書いて~、線書いて~、
と覚えます。
あとはそこから指さしながら
「いくつ上がってるかな、一緒に数えよう、ド、レ、ミ、、、ミの音!」
子どものうちはこの繰り返しです。
それがある一定の時期かくれば「ミ」と即答できるようになります。
瞬時に「ド、レ、ミ、」と数える作業ができるようになったのか、
暗記としてこの場所は「ミ」と覚えてしまったのか、なんにしてもすぐに
判別できるようになります。
ここまでくればあとは大丈夫!
五線から飛び出た加線の音符はまだ指さし数えかもしれませんが、
五線内の音符で言えば100も200もあるわけではないのですから、
すべて覚えてしまう勢いでも決して無理難題ではないと思います。
難しければ数えればいい。
譜読みを難しく考えなくても、単純にそれだけのことです。
その手助けとしてのドレミをふること、これは一瞬で目の中の
音符とカタカナが飛び込んでくるので、瞬発的な暗記として、
2つの情報があることは決して悪くないのでは、と思います。
それにカタカナをふる、という作業自体がしっかり音符を見て数えて、
という作業をしているので、書くことで考えいると思います。
ただし、頼るためにふるのは良くありません!
これがないと弾けない、になるのではなく、いつかこれがなくても
弾けるようになるため、と考えてください。
補助輪付きの自転車から補助輪がなくなる感じ、ですかね。
いつまでも補助輪をつけて自転車に乗っている方はきっと
いらっしゃらないのでは?
でもいきなり自転車は難しい、だからこそ補助輪は必要。
いきなり音符がすぐに読めない、だからカタカナふりは補佐として必要。
これでよいと思います。
いつか当たり前に音符がスラスラ読めますように、
その目標をしっかり持って。
コツコツ頑張りましょう!
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