60代男性からのご質問
Q.何度練習しても同じところで間違えます。
ゆっくり弾いても間違えます。どうすれば治りますか?
A.
こんにちは。ご質問ありがとうございます。
60代の男性さん、ピアノを頑張っている様子に嬉しくなります!
何度練習しても間違える、それも同じところ。
これって皆さんあることですね。
治る、というのは弾けるようになる、ということですが、
弾けるようになるためには2つのアプローチが大切だと思います。
まず1つ目は
「原因追及、分析すること」
これはピアノだけに限りません。
お勉強もスポーツも必ずこれをやらないと上達はないと思います。
間違う原因、弾けない理由を分析するのです。
例えば
譜読みから間違っているのでハーモニーが変、なのか。
リズムが難しいから左右ズレるからなのか。
早いパッセージでうまく指が回らないのか。
まずはここなのです。
自分が出来ていないことに気付くこと。
がむじゃらに訳が分からないけど弾き続けていてもだめです。
そして二つ目は「その問題点を克服する練習」です。
ドとミを読み間違えてたのが原因と分かれば、その箇所が
近づいてきたら「次はドじゃなくてミだったな、気を付けよう。」
と意識して弾く、そして直す。
リズムが難しいなら、どうして難しいのか、右手が3連符で左手は
普通に八分音符で、うまく縦が合わない。
ならまずは手で叩く練習から。
タタタ、と、タタをうまーくズラす練習。
それができたら音をつけて鍵盤へ移行した練習へ。
体が覚えてしまえば弾けるようになります。
指が回らないなら気長に練習をしていく。
ハノンの練習、2,3日単位ではなく、何か月単位、
もしくは年単位の長い目でみて。
コツコツで変わってきます。
考えずに同じ所を同じように弾いても、時間がかかるばかりです。
せっかくですので、考えて練習をしなくてはもったないです。
要点をついた練習、いい意味で時間をかけない練習方法、
試してみてください。
何かしら手ごたえがあれば嬉しいです!
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