50代女性からのご質問
Q.5線を超えると音符がすらすら読めません。
覚えるコツはありますか?
A.
こんにちは。ご質問ありがとうございます。
楽譜を読む、読めるようになる。
このことはピアノ初心者の永遠のテーマ!?ですね。
譜読みに関するご質問、ご相談、本当にたくさん寄せられます。
今日のご質問は加線部分の譜読み、ということで、
さらに難しい譜読みです。
曲がだんだん難しくなると、五線の中では当然収まりきらず、
どちらかといえば高音部も低音部も五線をはみ出て!?の
音域が多くなります。
線が一本ならまだなんとか、これが3本とか5本になると
お手上げです。
が、考えてみてください。
たとえ五線からはみ出ても音符は音符。
特別に難しく感じることはないのです。
音符というのは五線の上にあるからこそドレミになります。
???何をいっているのかしら?と思われましたか?
例えば、真っ白な紙にただ「○」まるを書いても、それは本当に
白いただのまるでしかありません。
そこに五線があり、また音部記号(ト音記号やヘ音記号です)があり、
その上に「○」があれば、五線がら判断して「ド」なのか
「ソ」なのかが決まってきます。
そして白まるだからこれは「全音符」になりますね。
こうして始めて「○」が音となるのです。
「ド~~~」というふうに4拍のばす音になり、
やっと音楽の一部になれるのです。
この五線に浮かんでいる、乗っている○を音にする作業こそが
譜読みです。
そして、五線をはみでて存在する音符は
あくまでもこの五線の延長です。
階段がなくなったからハシゴを継ぎ足しながら
上へのぼっていく感じです。
ですから、線が多くなっても「きゃあ~」と思わず、地道に
五線内にある音譜を読むように一つずつ解読していくしか
ありません。
加線を読むコツ。
それは一番近い加線の音を分かっておく。
例えばト音記号の高いラの音。
五線からはみだした最初の音です。
線が一本、その上に乗っています。
これがラ、と覚えればそれ以上高くなってもラから数えればいい。
線が3本だろうが5本だろうが一本から一つずつ登れば
たいした距離ではありません。
そうしていくうちに二本でド、三本でミ4本でソ、といった感覚が
身に着いてきます。
そして数えなくても絶対に読めるようになります。
そして加線が増えると楽譜が線だらけになりますから
オクターブ上げてください、の8va----こんな記号がついて
五線内に音符が戻ってきます!
私は右手加線の部分の音域がピアノのもっとも美しい音域、
と言ってもいいのでは、と感じます。
透明感があって良く響いて、メロディーが美しく聞こえますよね。
そんな思いで加線の部分を弾いてもらえると、きっと加線苦手、
嫌な意識が少し薄らぐかもしれません。
楽しみながら、譜読みの力をつけていきましょうね♪
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