30代女性からのご質問
Q.ピアノとエレクトーンは何が違うのでしょうか?
幼い頃エレクトーンを習っていましたが、大人になって
ピアノが弾きたいと思っています。
A.
こんにちは。ご質問ありがとうございます。
小さい頃からエレクトーンを習っておられたとのこと、いいですね!
最近のエレクトーンは音質も音源もとてもよく、まるで
オーケストラの再現のような音で演奏できますね。
私もほんの少しだけ習いましたが(大人になってです)
自分で感動しました。
ただし、リズム打ち込みの作業やレジストチェンジなど、
今までやったことのない作業がスムーズに出来ず、そしピアノが
身体にしみ込んでいる私にはハイテク!?についていけず、
ルパン三世くらいで満足して終わりました。
そのような経験上、エレクトーンとピアノは似ていますが
全く違う楽器なのだということを実感しました。
鍵盤楽器とひとくくりにしてしまえばそれまでですが、
まず楽器自体が違います。
今さらですがエレクトーンは電子楽器。
そして鍵盤も2段で足鍵盤もある。当然楽譜は3段。
鍵盤もプラスチック製の軽いものですので、タッチが全然違います。
そしてピアノは一直線の鍵盤が並んでいて、
88鍵が音の高さの通りに並んでいます。
エレクトーンは2段のわたって鍵盤が並び、そして同じ音が
上段と下段に存在したりします。
なんとなく混乱するというか、戸惑ってしまいます。
そしてこれらの違いは慣れていけばきっと気にならず
弾きこなすことができると思います。
ピアニストがエレクトーンを弾くのは、このような違いがありますが
ご質問のようにエレクトーンが弾ける方がピアノを弾く時の
違いは何なのでしょうか。
一番の違いはやはり「鍵盤の重さ、タッチ」だと思います。
エレクトーンは鍵盤が軽い分、指がどうしても弱くなってしまいます。
実際ピアノでハノンなどを弾くと、とても疲れるそうです。
これからピアノを弾いていくにあたって、指の強化は
最大の課題だと思います。
そして、すべての強弱や表現はこの指先のタッチにかかっています。
体重をしっかりのせたフォルテ、繊細なピアニッシモ、
クレッシェンドにスタッカート、すべては支える指先が重要になってきます。
これもしばらくピアノを弾いていると、重い鍵盤で自然と鍛えられ、
いつのまにか強くなっているということもあります。
そうなると自分の思いや表現を鍵盤に乗せることができ、
楽しくなってくると思います。
きっとエレクトーンよりももっと自分自身が音楽をつくっていく、
という感覚を実感されるのではないでしょうか。
楽譜を読むことなど、基本的なことはもう問題ないと思います。
エレクトーンの良さ、ピアノの良さ、特徴、それぞれですが、
私は自分のタッチ一つで音が変わっていく、変えていける、そして
アコースティックな美しさのピアノがとても好きです。
ピアノもエレクトーンも、どちらも楽しめるなんで素敵です!
是非ピアノも頑張ってくださいね。
♪簡単にピアノを弾くなら。
♪楽譜が読めなくても、まず弾いてみたいなら。
★そんなあなたに朗報です!★
DVD付きで、見てすぐわかる!
海野先生のピアノレッスンがあなたの自宅に。
「楽譜が読めない」
「忙しくてレッスンに通えない!」
大丈夫です!
初心者でも一人で30日後には名曲が弾ける!!
さらに!有名な曲でテクニックまで身につける!!
海野先生の楽しいピアノレッスンを、あなたの自宅へお届けします。
→ 30日でマスターするピアノ教本&DVD 海野先生が教える初心者向けピアノ講座はこちら