こんにちは、海野真理です。
今回は「ピアノを弾く時って、鍵盤を押すの?叩くの?」
というお話です。
このテーマは思わず「おお~~!」と声が上がりそうですね。
といいますのもこんなご意見?ご質問?をいただきました。
「DVDの教本をみても、先生のピアノを弾くときの指使い?を見ても
ピアノの音を出すとき奏でるとき鍵盤をたたく?のですか。
指を鍵盤の上に置く?のですか?鍵盤を押すのでしょうか?」
50代の男性の方からでした。
確かにそうですよね。
押す?はじく?
見た目では鍵盤が下に引っ込むというか、
押されて沈んでいる状態ですね。
抑えても叩いても成りえる状態です。
ピアノの音が本当に良くなる弾き方
目次
まずは、ピアノの仕組みを知ろう!
まず、ピアノという楽器は
ピアノ線から音が出る=弦楽器
ピアノ線をハンマーで叩く=打楽器
鍵盤を有する=鍵盤楽器
いろいろな要素から成り立っています。
構造はいろいろと複雑ですが、音を奏でるのに必要不可欠なことは
「鍵盤を指で弾く」
という行為です。
ピアノを弾くとき、やってはいけないこと
この「弾く」というのがいろいろで・・・。
ピアノを始めたばかりの頃は、とにかく鍵盤をおさえること、
間違えずに鍵盤をおさえることが出来るか、ということに気がいきます。
しかし、この初期の段階で、鍵盤をおさえるということの
正しいやり方を習得すれば、本当に綺麗な音、そして小さな手、
小さな身体でもホールいっぱいに響く音を出すことができます。
コツはまず
「鍵盤をたたかないこと」
おっと!いきなり確信にふれていましたね。
そうです、大きな音は叩いて出すのではないのです。
むしろ叩くことで響かない「そば鳴り」という
近くでしか響かない音になってしまいます。
そして何より汚い音になります。
やってはいけないこと、第1位くらいのことです。
ピアノで大きく綺麗な音を響かせるコツ
今度はぜひやってほしい第1位くらいのことをお話しましょう。
「鍵盤に重みを乗せること」
鍵盤を押すの?叩くの?という最初のご質問、
まず叩くのはご法度ということがわかりました。
その次の押す、これはおしい!という感じでしょうか。
「鍵盤の重みを乗せる、ということはある意味押しているのですが、
ただ押すのではなく自分の体重を指先に集め、鍵盤にコツンと
自然に重さを乗せる。」
これがベストアンサーですね。
そしてその際、肩やひじ、手首などに余分な力を入れないこと。
力が入るとそこで重みが止まってしまい、指先までいきません。
この脱力がとても難しいのです。
以前にもお話しましたが、いつも私達は力を込めて
日常生活を送っています。
「はい、力を抜いて」といわれても、抜いているつもりが
どこかしら力が入っているものです。
催眠術にかかるとくたくた~~となってしまうのを
よく思いだします。
本当の脱力とはあそこまでならないと、まだどこかに
力が入っている状態なのかもしれません。
これはプロでもいつも考えながら練習していることだと思います。
難曲になればなっただけ楽譜はすごいことになるし、
弾きこなすには相当の労力が必要になってきます。
そうなるとどうしても力んでしまいますし、曲によっては
どのような脱力がベストなのか、それぞれに違いがあると思います。
ですからその都度、曲ごとに考えているのですね。
基本的な脱力方法は一緒かもしれませんし、
習得されているとは思いますが。
弾き方を気を付けると良いことがたくさん!
50代男性さん、とてもいいところに着目されましたね!
そして、ただ「弾く」という事からの脱出ですね。
本当に音が変わってくると思います。
「なんだかきれいになった」
「ちょっと深い感じの音になった」
「よく響いている」
こういうことが実感できるようになったら良い兆しです。
楽しむためにも、美しい音は追求したいですね。
私も頑張りマス!!
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