こんにちは、海野真理です。
今日はとても目がキラキラしそうなお話、「簡単だけど華やかな曲」というお話です。
簡単だけど華やかな曲
目次
簡単に弾けて難しく聞こえる曲
ピアノの発表会曲決めの一場面。
「○○ちゃん、何か弾きたい曲ある?どんな曲が好き?長調?短調?速い曲?ゆったりな曲?作曲家で好きな人いる?(質問攻め…)」
「…簡単で難しく聞こえる曲」
これ、本当によくあるやりとりです。
誰でもかっこいい曲弾きたい、でも往々にしてそういう曲は難しい。
「ああ、簡単だけど華やかに難しそうに聞こえる曲ないかあ…。」
ここにたどり着くわけです。
華やかな曲を簡単にしたアレンジは、頑張って探せばみつかります。
私も編曲していますし、初級、中級といった、レベル別でいろいろあると思います。
私はいつも名曲に自分で手を加えて簡単にしたりする時は、その作曲家に
敬意をもって、なるべくイメージを壊さないような編曲にすることと心がけます。
元々の曲のイメージ、特に超有名曲になると、弾く側も聴く側もイメージが
出来上がっていて、少しの変化でも違和感を感じることもあると思うからです。
簡単にする場合は、音を減らしたり、音域を狭くして音の跳躍を
少なくしたり、こうすることによって難易度が下がりますが、華やかさもダウンしてしまいます。
ここをどうするか、どうしたら多少音が少なくなっても華やかなイメージを保つことが出来るか。
なかなかの難題です。
イメージと音源と弾いてる気持ち
でも考えていた時、フッと頭に浮かんだことがあるんです。
先ほど、「弾く側も聴く側も、もうすでにその曲のイメージが出来上がっている」とお話しました。
そのイメージと音源と弾いてる気持ち、このあたりを原曲に少し助けてもらおう。
実際の楽譜は弾きやすくして、何よりまず弾けていただくことが一番。
そうして弾いていただきながら、頭の中ではあの超有名曲が流れてる、気持ちはすでにショパン!
これ、とてもいいことではないかと思います。
簡単に弾けるアレンジの楽譜買ってみた、でも弾いたらつまんなかった。
かなりがっかり、残念感が強いと思いますが、ちょっとひと工夫で、弾きながら頭で、心で歌ってみましょう。
頭の中では原曲のイメージをもって。
どうでしょう?絶対違うと思います。
例えば、「乙女の祈り」
最初は右も左もオクターブの連続で、その後は幅広い和音のアルペジオ、タラララ~ン、という音になります。
このオクターブユニゾン(左右が全く同じことを弾くことをユニゾンといいます)が、たとえ一つの音だけで左右弾いていたとしても、この華やかなオクターブ連続をイメージしながら、止まらずスムーズに弾けたとしたらとても気持ち良いのでは、と思います。
そしていつか、ここだけでも原曲で弾いてみたい、やってみよう!という、新たな目標が生まれればピアノはどんどん楽しくなる、どんどん弾けるようになります。
実際、乙女の祈りは難しいですが簡単にアレンジしやすい、そして華やかで明るくて、皆さん知っている。
発表会向きですし、ピアノの良いところ、魅力にあふれる一曲だと思います。
オススメの曲ですので、是非トライしてみてください!
他にもあるアレンジして美しい曲
他にも、「きらきら星」などもいいですね。
モーツァルト作曲の原曲は、たくさんの変奏からなる大曲ですが、メインテーマの
親しみやすさ、なによりも知名度!弾いていて楽しいと思います。
私が個人的に大好きなのは、「悲愴、第2楽章」
ベートーベンのピアノソナタ悲愴です。
何と美しいメロディー!もうさすがベト様、尊敬いたします!
簡単にしても美しい、弾きながら泣けてきます。
ぜひ弾いていただきたい一曲ですね。
ピアノ学習において、「テンション上がる」ことはとってもとっても重要です!
これなくして継続は困難、といってもいいくらいです。
選曲はそれに直結します。
是非とも名曲を簡単に、そして原曲の華やかさそのままに楽しんでいただけたら嬉しいです。
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