人前でピアノを弾くということ最終話

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こんにちは、ピアノ講師の海野真理です。

さて、3回に渡ってお話してきました『人前でピアノを弾くということ』
今回がいよいよ最終話です。

前回までの復習です。

人前でピアノを弾く際にとても勉強になる大切な項目として
5つを挙げ、それぞれについてお話して参りました。

その5つの項目とは、

 
1.曲を決める

2.聴かせる日までに、曲を仕上げるための練習をする

3.いい演奏ができるよう集中、リラックス、いろいろベストな状態にする

4.頑張った!という達成感を味わう

5.「すごいね〜」という言葉を励みにする

1〜3までは前回お伝えしました。
忘れてしまった方はぜひこちらをご覧下さい。

 
→ 『人前でピアノを弾くということ第2話』はこちらから

さて、最終話の今回は残りの4,5の項目についてです。

実は、この2つが一番目標とするところです。

 

人前でピアノを弾くということ 最終話

目次

  1. 頑張った!という達成感を味わう
  2. 「すごいね〜」という言葉を励みにする
  3. 人前でピアノを弾くということとは?

 

頑張った!という達成感を味わう

「達成感」

これを味わうためにはここまで、自分の出来ることをすべてやってきたか、
ということが大きなポイントです。

実際、どんなにいい出来であっても、100%納得いく演奏というのは
ほとんどありません。

その時、「もっとああしていれば、こうしていれば、」と
後悔の気持ちがあると、達成感は湧いてこないでしょう。

逆に悪いところばかり気になって、もう人前では演奏したくない、と
マイナスの方向に向いてしまいます。

「私はここまで全力でがんばってきた。
  だから、これは今の自分のベストの演奏だ!」

と胸をはって言える。これこそが「達成感」ではないでしょうか。

反省はいっぱいあっていいのです。
反省なくして進歩はありませんから!

 

「すごいね〜」という言葉を励みにする

「称賛の言葉をいただく」

これによって、先ほどの「達成感」はさらに確信を得ることになるでしょう。

人間だれでも人から褒められたら素直にうれしいですよね。

桜のマークの「よくできました」というおおきなハンコをポンっ!と
押してもらったような、そして、頑張ってきた努力が報われたような
気持ちになります。

そして「よお〜し!今度は今回うまくいかなかったココとココを
バッチリ弾けるようにするぞ。」と、反省点が次回の目標となります。

どうですか?こんなにすばらしいお勉強の場はないでしょ?

自己探求のいい機会にもなります。

一つのことにじっくり向き合う課程で、投げ出したくなる時、
イライラする時、自己嫌悪に陥る時、いろいろあると思います。

その時々の対処の仕方、これまた自分でも発見があります。

自分も気づいていなかった以外なキャラクターが顔を覗かせることも・・・。

 

人前でピアノを弾くということとは?

さて、たくさんお話してきましたが、「人前でピアノを弾くということ」
とは「自分の可能性への挑戦」であると私は思います。

そしてひとつのことを成し遂げたものにしか得られない、
最高の財産となるでしょう。

 
さあ、きらびやかなライトの下で華やかに演奏するあなた。

その姿からは、さきほどの舞台袖の不安いっぱいの気持ちは
もうありません。

いままでの努力の上に培われた自信たっぷりの最高の演奏です。

ブラボーーーーーー!!!

 


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