こんにちは、海野真理です。
先日、体験レッスンに来てくれた小学３年生の女の子。
初めてではなく、もう何回も発表会経験ありで、曲を弾いてくれました。
ん？？？
「○○ちゃん、鉛筆はどっちで持つ？」
「右手！」
「お箸は？」
「右手！」
あれれ、右利きなのかぁ、と思っていたら。
「先生、この子は左利きだったのを矯正して右利きにしたんです。」
！！やっぱりそうだったんだ！
演奏を聴いて、明らかに右が弱い、すぐに左利きかな、
と思いました。
色々ある。ユニークな左手の練習
目次
ピアノを弾くための筋トレ
ピアノを弾くということは、両手が、もっと言えば１０本の指が
均等に強くそろっているのが理想です。
だからこそ弱い４番５番の指を重点的に鍛えます。
それと同じく、利き腕とそうでない腕は日常動作の頻度が
圧倒的に違うので、ピアノにとても影響がでます。
ピアノを弾く筋肉が必ずしも日常生活と同じ動きとは限りませんが、
やはり筋トレということで言うと、やっている方がいいですよね。
学生の時、先生に「字も箸も左手でしばらくやってごらん。」
と言われ、何て楽しそう！！と張り切って頑張りました。
そのうち割ときれいな字で書けるようになり、お豆も一粒ずつ
お箸で掴めるようになりました！
あれ？目的はそこではなかったように思いますが…。
野球ボールを地面にバウンドさせて左手で掴む、
というのもあるそうです。
これは確かによさそうですね、握力もつきそうですし、
手首のスナップとか使いそうです。
最近ではいろんな道具？も出ていて指サックのような鍛えるものとか、
トランペットのピストンのようなものとか。
（私が子どもの頃はなかったと思います）
でもあくまでピアノを弾くための筋トレなので、
ピアノを弾きながらそれを養っていけるのがいいですね。
右手の倍練習する
ではそのためにどうしたらよいか。
単純に「右手の倍練習する。」というのはどうでしょうか。
音階とかハノン的な練習、いつもは両手ですが左手だけで頑張る。
これって意外と粗が目立ちます。
いつも右手の陰でひっそり弾けてなかったんだな、
とあらためて確認してしまうくらいタドタドします。
左手を気にする
あと、これは具体的な練習法ではないのですが、
いつも少し左手を気にする。
右がメロディーを取ることが多いので、耳も気持ちも
右に傾きがちですが、意識があるほうに効果は表れると思うので、
普通に伴奏をしていても左手に意識を持っていきます。
ストレッチでも、「今足のこの辺、この筋肉を伸ばしてます～～～。」
と頭で思いながらのほうがより効果があると聞いたことがあります。
この辺、ではなくて、もっと明確に所在を確認することで、
細胞に意識が届くのでしょうね。
ピアノもそうですね、何となく弾けない、ではなく、
左手のこの部分のこの指の準備が遅いから弾けないんです、
となるとすごい具体的！対応しやすいです。
左手が動かない、というのはとても多いお悩みです。
でもある程度は仕方のないこと、と思って、そしてみんな
そうなんだと思ってコツコツ頑張りましょう。
やれば必ず変化はあります！
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