こんにちは、ピアノ講師の海野真理です。
今回は「ドツボにはまってしまった時の対処法」というお話です。
ドツボにはまる、何においても良くあること。
何回読んでも覚えられない百人一首とか、歴史とか、英単語とか。
思えば、学生のときから「ドツボ」はたくさん体験していますよね。
いっそのこと勉強しないで試験を受ける、イチかバチか、
という対処法もありますが、良く考えると、
これは対処していませんね。
現実逃避です。
ピアノで同じところでつまづく！状況別の対処方法をご紹介
目次
ピアノでいう「ドツボにはまる」とは？
さて、ピアノでいう「ドツボにはまる」ことといえば…。
何回弾いても同じ間違いをする。
暗譜など、どうしても覚えられない箇所がある。
速いパッセージが何度弾いてもひっかかる。
こういったことろではないでしょうか。
あとは自分の癖みたいなものがあって、どうしても、
何を弾いてもこうなる、とか。
ドツボにはまって弾けないところ、というのは、
とても根強く弾けないところです。
頑固汚れ、みたいな…？
だから、普通に練習していてもなかなか弾けない。
こうなったら、特別に練習するしかないですね。
まず、いろんなパターンで考えてみましょう。
同じ場所が覚えられない、ひっかかる時の対処法
同じ場所が覚えられない、ひっかかる。
この記憶系のものは、分析が大切です。
暗譜なら、楽譜をしっかり見て、前後の流れを把握。
和音の進行などを理解すれば、自然と暗譜できたりします。
もちろんたくさん弾いて覚えるのもよし、ですが、
案外私たちは楽譜をしっかりじっくりと
眺めることをしていません。
暗記物として、映像としてくっきりと脳裏に
焼き付けるみたいな練習が良いと思います。
では次
何回練習しても弾けない、もしくは通すとひっかかってしまう時の対処法
何回練習しても弾けない、もしくは通すとひっかかってしまう。
これは、丁寧な練習に限る！と思います。
ゆっくりさらう。
リズム変奏で練習する。
これらをコツコツ毎日やることは結構きつい練習です。
なにがきついかというと、練習自体ではなくて、
弾けない自分とガッツリ向き合うことがきつい。
そして、すぐに成果は出ません。
一週間後なのか、一カ月後なのか、もっとかかるのか。
それなのに、絶対に弾けるようになる！と信じて
続けることはなかなか大変なことです。
少しでも成果がでた、弾ける回数が増えてきた、と思ったら、
たくさん自分を褒めてあげましょう！
本当にすごいことだから。
精神的にダメかも…そんな時の対処法
最後に
精神的にダメかも…のパターン。
これは先ほどの話と少し重なりますが、やっても出来ない、
その期間が長いと心が折れます。
それと同時に、その部分が近づいてくると、
「ああ、ここできないところ…。怖い！」
「落ち着いて、練習したんだからできるよ！」
と思えば思うほど出来なかったりします。
ああ、なんでだろう、また同じところが弾けない…。
これが度重なると、トラウマになる、こうなるともう大変です。
でも、このパターンが一番多いような気がします。
実際弾けてるのに、弾けるだけの実力がきちんとあるのに。
もったいない…。
こういう時は、とにかく、弾いている時にもっとゆっくり弾く。
大抵はいつもより高速で弾いて、自滅！？することが多いからです。
めちゃくちゃゆっくり目に弾く、でも実際は案外
ちょうどいいテンポになっている。
ゆっくり目に弾こうとしているから、精神的にも落ち着くし、
出来る気がする。
そして実際に弾けるようになれば、もうトラウマともさよならです！
「ドツボにはまる」
意味：最悪な状態に陥る。
ドツボ、とは「深く掘られた穴」ということであり、
そこにはまる＝落とし穴にはまって脱出できない最悪の状態、
ということだそうです。
この深い落とし穴、なるべくなら作りたくないし、
落ちないようにしたいですよね。
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