こんにちは、ピアノ講師の海野真理です。
今日は「中古ピアノ」についてのお話です。
中古ピアノは大丈夫？選ぶときに注意したい点について
目次
中古ピアノと新品ピアノの違いって？
この題材でお話しようと思った経緯は、私のまわりでも
中古ピアノを購入される方、お考えの方、結構いらっしゃったからです。
いろいろ質問されることがあったので、きっと他にも悩んでいらっしゃる
方はいるだろうと思いました。
中古ピアノと新品ピアノの違い、それは当然ですが
「自分の手元に届く前に、その楽器を他の方が使用しているか、
使用していないか。」
ということにあります。
まず「使用している、していないによって何が違うか」という点。
中古のピアノを選ぶときに気を付けたい4つのこと
１．外見的なもの。
２．中身の痛み方。
３．ピアノの音の鳴り方。
４．気持ち的なもの。
まず１はやはり使っていると傷がついたり、ツヤがなくなったり
ということがあります。
もちろん、楽器店で商品となるものですから、あまりにもひどいものは
ないと思いますし、ピカピカに磨いて店頭に並びます。
が、新品とくらべるとやはり落ちるものがあるかもしれません。
２．３は、主にハンマー部分のフェルトの摩耗、ピアノ線の痛みなど、
音をだすメカニックな面での痛みです。
柔らかい、かたい、はっきりした、などの音はハンマーが
ピアノ線を叩く時に決まります。
フェルトは使用年月によってそれ自体が薄くかたくなってしまいます。
ですから中古ピアノを検討する時は、必ず、必ず自分で音を
出してみてください。
こちらもメンテナンスが入っているはずですから、いい状態にあると
思います。ですがご自分の好きな音、気持ちよい音のでる楽器と
めぐり会う為に、耳で音を確かめてください。
４は精神的なものですが、これが案外大きいのです。
「こんなに良い状態なのに、この価格。絶対中古ピアノいい！！」
と思うか。
「こんなに良い状態だけど、
やっぱりピカピカの新しいピアノがいい。」
と思うか。
同じコンディションのピアノでも全く違うものになります。
だって決して安くない買い物、納得しないと買えません。
今一度ご自分の気持ちと向き合ってください。
ピアノは中古でも大丈夫？
総合的に考えると、購入される方のニーズに合っていれば
中古ピアノは悪くないと思います。
新品に負けない良い状態にしてくださっていますし、前に使って
いらっしゃった方が愛着をもって大切にされてきたピアノだと
思いますから。
ピアノを始めるにあたってやっぱり必要になってくる楽器。
それを手にされて、ワクワクはやる気持ちでピアノの第一歩を
踏み出してくださることを心から願っています！
♪やはり生の音！中古ピアノを買って始めようかな。
♪ピアノを弾くのは憧れでした。
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