奥が深い。調律師さんのお仕事

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こんにちは、海野真理です。

今日は「奥が深い。調律師さんのお仕事」というお話です。

奥が深い。調律師さんのお仕事

目次

  1. 調律とは
  2. 調律師さんのお仕事
  3. 一番はやはり「耳」

 

調律とは

調律とは「音を合わせること。」どうしても下がってきてしまう音を
正しい音に合わせることです。

ピアノは調律ですが、弦楽器、管楽器はチューニングといいます。

そしてピアノと弦・管楽器の大きく違うところは

「自分でやるか、専門の方にお願いするか」

というところです。

弦・管は演奏のたび、演奏会の途中でも
オーボエのA(ラ)に合わせてチューニングをします。

それだけすぐに音のピッチが狂ってしまうということもありますが、
すぐにその場で自分で出来る、ということも大きいです。

ピアノはあれだけ大きな楽器、張ってある弦の数も、
張力もすごいですから、自分でキュキュッ
というわけにはいきません。

ですので、楽器の管理を唯一人任せにしてしまう楽器、
とも言えそうですね(汗)。

調律師さんのお仕事

良い調律師さんとの出会いは、私たちピアニストにとって
「鬼に金棒」です。

というのも、調律師さんというのは、ただ音の高さを
合わせるだけではありません。

ピアニストさんのいろいろな要望にしっかり応えてくれて、
ピアノを最高の状態にしてくれるのです!

タッチが軽い、重い、もう少し華やかな音に、深い音に。

私たちのパフォーマンスが最高で、それを表現してくれる
楽器も最高でなければいい演奏にはならない。

そう思うと、二人三脚で音楽作りをしているのですね。

こういった本当に細かな作業を、黙々と確実にこなしてくれる
調律師さん、とても良い調律師さんだと思います。

ハンマーのフェルトにほんのちょっと針をうってくださるとか、
そういうことに責任をもってくださる方、
最高です!

実際、お抱えの運転手ならぬ、お抱え調律師さんと一緒に
ツアーを回られるピアニストさん、珍しくないです。

逆に一緒じゃないと不安!だと思います。

ピアニストが一音一音に全精力を注ぎこむのと同じく、
そのピアノがどんな音を出しているのか、どう調整したら
どんな音が出せるのか、耳を澄まして聴いて下さっています。

本当に奥が深い、そして尊敬に値するお仕事です。

私たち演奏する側も、そういった方々のお力があって、
こうしていい演奏が出来ていることを、
常に忘れてはいけないと思います。

一番はやはり「耳」

ずいぶん前に、わが家の調律をお願いした時に、
一音だけ調律させていただいたことがあります。

ピアノは一つの音に3本のピアノ線が張ってあります。

この3本をうまい具合に閉めたり緩めたりして音を合わせます。

その加減も大切だけど、一番はやはり「耳」。

音のうねりなどを聞いて「ここだ!」というところで止める。

私が調律した音は「おしい!」そうです。

いい線いってるけど、ということで…、残念!

やっぱり難しいです。

とてもいい経験をさせていただきました。

あなたも、リサイタルなどで10、15分休憩の時、
暗い舞台の上で調律をしている場面に遭遇することあると思います。

わずかな、私たちにはわからないくらいの音のずれ、
ピアニストからの要望、そんなことがあったんだなあ、
と興味津々で眺めてみて下さいね。
 

♪うちのピアノ、調律だけしていてももったいないな。

♪今度は私が弾いてみようかな。
 

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