こんにちは、海野真理です。
今回は『指練習に最適な初心者ピアノ曲5選』というお話です。
ピアノの練習というと、最初はドから四分音符でタンタン、と弾いたり
二分音符などで簡単なリズムを作ったり。
そしてド、レ、ミと音が増え、ボキャブラリーが増えたことによって
少しだけ曲らしい、メロディーのようなものができ始め、
それに左手が簡単な伴奏がついたり。
そのうち右手がドレミファソを超え「指くぐり」や「指またぎ」が
出てきてオクターブ以上の音域を触れるようになります。
それに伴って左手も、全音譜で伸ばすだけの伴奏から
ドミソドミソ、になったりドソミソ、になったり、
3拍子のズンチャッチャ、の形になったり。
こうなってくるともう立派に一曲弾けたりしますから楽しくなります。
そこまではちょっとつまらないかもしれませんが、
楽器は形になってくると俄然楽しみも、やる気も出てきます。
いつもヴァイオリンでたとえて恐縮ですが、
私もやっとヴァイオリンが楽しくなったのは
曲らしいものが弾けるようになったくらい、それと自分でも
はっきりわかるくらい
ヴァイオリンの音色が出始めたあたりからです。
キーキー、ギコギコやっている時はなんだかテンションも低い。
おまけにヴァイオリンは構えているだけで辛いので
だんだん嫌になります。
が、ザイツが弾けるあたりになると(おそらくピアノでいうと
ブルグミュラーあたりでしょうか)うそのように練習したくなる。
「そうか、これが大人のピアノにも必要なことなんだ!」
と実感したものです。
要するに、初心者だからといって、よくわからないつまらない練習では
充実感も達成感もない。
それでは続いていかないということです。
そこで初心者向けの練習曲になる名曲をさがしてみたいと思います。