こんにちは、ピアノ講師の海野真理です。
今回のテーマは「嵐を音楽で表現してみたら」というお話です。
これから梅雨が明け、本格的な夏になると台風や竜巻や、また異常気象で
嵐が来ることが多くなりそうですね。
実際の生活での嵐は本当に命の危険がありますから、十分に注意をして、
適切な判断で動いていかなくてはいけません。
できればこのような嵐は来てほしくないですね。
ですが、このような嵐を通じて「自然現象」ということ、私たちは
地球という星に住んでいて、それ自体が大きな自然なのだな、
ということを再確認させられたりもします。
音楽にもたくさんの表現があり、人間の感情や人生、
民族そのものや戦争、歴史的なもの。
そして雄大な自然、今日のテーマでもあります「嵐」などの自然現象を
表した音楽もたくさんあります。
今日はその「嵐」の曲を一緒に見てみましょう。
嵐を音楽で表現している曲をご紹介
目次
嵐を表すとはどんな音楽?
さて、あなたは嵐というと何を想像しますか?
雨、風、雷、雨雲、ひょう、竜巻、
などなど、どれをとっても強く激しい、そして突風などの
速さを連想します。
これらを音楽にすると
打楽器などの効果音的な要素。
テンポの速さ。
ffやfffなどの大音量。
いきおいを感じさせるクレッシェンド。
このようなことから考えると、単一楽器の演奏よりオーケストラが
向いているように思います。
実際にオケの曲たくさんありますね。
嵐を表現した名曲をご紹介
例えば
ロッシーニ/「ウィリアム・テル」より嵐
ものすごい暴風雨の感じがよく表れてます。
ちなみにもっとも有名なのは序曲。
この曲を知らない人は絶対にいないでしょう!
ベートーベン/交響曲第6番「田園」より第4楽章
ベートーベンは、といいますか、多くの作曲家は田園風景
というものが大好きでした。
きっと美しい自然に当たり前のように接してきた
ヨーロッパの文化そのものなのでしょう。
この曲は5楽章からなりそれぞれに
1.「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」
2.「小川のほとりの情景」
3.「田舎の人々の楽しい集い」
4.「雷雨、嵐」
5.「牧歌 嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」
このような副題がついています。
嵐はこの第4楽章、まさにドカーンと嵐がやってきます。
シュトラウス/アルプス交響曲
シュトラウスが14歳(15歳との説あり)の時に、ドイツ・アルプスの
ツークシュピッツェに向けて登山をしたときの体験が、
この曲の元となっています。
各部分は切れ目なく演奏され、
「夜」「日の出」「登り道」「森への立ち入り」
「小川に沿っての歩み」「滝 」「幻影」
「花咲く草原 」「山の牧場」「林で道に迷う」 「氷河」
「危険な瞬間」「頂上にて」 「見えるもの」「霧が立ちのぼる」
「しだいに日がかげる」「哀歌」「嵐の前の静けさ」
「雷雨と嵐、下山」「日没」 「夜」
と続きます。
この題名を見ているだけでもアルプスの山への登山風景が
浮かびそうです。
そしてその中でもはやり嵐はあります。
自然、特に山での嵐は付き物でしょうか。
そしてピアノ曲にも嵐を表したものはあります。
ブルグミュラー/18の練習曲より第13番「大雷雨」
激しい雷雨に木がざわざわする感じや、雷のゴロゴロが
左手のオクターブトレモロでよく表せれています。
とても短い曲ですが(2分くらいでしょう)中身がぎっしり、
といった曲です。
ちょっと変わった表現の曲
番外編といいますか、
ムソルグスキー/「禿山の一夜」
この曲を聴くと嵐を想像する、まさにそんな曲ですが、モチーフは
嵐ではなく不気味な魔女のようなものだそうです。
へえ~!
風がビュービュー!という感じですが、違うのですね。
嵐の夜に嵐の曲、ちょっと怖い気もしますがどっぷりと
雰囲気に浸かってみるのもいいかもしれませんね。
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