こんにちは、海野真理です。
今回は「ピアノには向き不向きがある?才能は関係ある?」
というお話です。
お子さんにピアノを習わせていらっしゃる保護者さんには
興味深いことだと思います。
ピアノの向き不向きについて
目次
ピアノの才能がある人とは
いくら時間とお金をかけても向いてないなら、
才能ないなら無駄だから早いうちにもう辞めます、
といったお考えもあるらしいです。
中国などでは、小さいうちからスポーツ、音楽、体操、学問、
秀でているものを見つけ、徹底的にその才能を伸ばす、
という教育もあるようです。
確かにてっとりばやい、そしてお子さん本人も幸せなのかも・・・
と思ったりします。
それとは反対に、生徒さんの保護者の方から
「うちの子は才能はないけど、ピアノはとても好きだから。」
というお声をお聞きしたことがあります。
私は「好き、ということが才能であり、
続けていけることが才能だと思いますよ。」とお答えします。
才能:物事を理解して処理する、頭の働きと能力。
(新明解国語辞典より)
この点からすると、好きという「気持ち」とか、
続けているという「努力」といったものは才能ではないのかもしれません。
では才能って何?
向き不向きの見分け方って??
先日、オーディション合格者による披露演奏会に生徒さんが
出演されたので聴きにいきました。
審査員特別賞、金、銀、銅、エスポアール賞、とあり、
小学1年生から高校生まで30数人の演奏を聴きました。
さすがに賞が上にいくにしたがって、
音色、音楽性、完成度はどんどん上がります。
大ホールでのスタインウェイを小さな体でしっかり弾きこなしている演奏、
タッチから脱力から頑張っているな、と感激しました。
その中には、将来本当に楽しみだと思える方もいらっしゃいました。
このようなかたを「才能ある人」というのかもしれません。
ピアノで才能より大事なこと
彼女たちは本当に持っている才能だけでこれだけの曲を弾けるように
なったのでしょうか?
たくさん練習したことでしょう。
たくさん間違って、たくさん努力して、たくさんの経験を積んで
舞台ですべてを出し切る演奏ができるようになったはずです。
演奏会に出演された皆さんの演奏を聴きながら、
私はこれだけたくさんの頑張っている方をみれたこと、
演奏を聴けたことに感激しました。
そして、出演者の方皆さん、
将来音楽の道に進む方ばかりではないでしょう。
でも今こうしてピアノに真剣に向かい合っていることは、
何物でもない才能だと思います。
ヴァイオリニストの後藤龍は「才能?そんなものないですよ、
あるとすれば環境でしょう。」と言っていました。
ものすごい才能のあると思われる彼が
「才能なんてない」というのですから私たち凡人は複雑ですが、
きっと環境という言葉の中に、たくさんの努力と気持ち、
コツコツを続けてきたこと、すべてが含まれているのでは、
と思います。
まとめ
続けることの大変さは、私たち大人は他のことに
置き換えたとしても理解できます。
ピアノに向き不向きがあるとすれば、その努力を持続できないこと、
でしょうか。
ものすごい集中力と時間、ずっとピアノの前に座って一人きりでの練習、
どうしてもそれが嫌いでできないということもありそうです。
でも人間、好きなことに没頭すれば寝食も忘れてやり続けます。
結局は向き不向きも、好きかそうでないかのことかもしれませんね。
何事も「好きになること」好きになるためには「楽しいこと」。
そしてゆくゆくはどんなつらいことも乗り越えられること。
「好きこそものの上手なれ」になっていければいいですね。
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