こんにちは、海野真理です。
今日は「テンポが正確な曲は楽しくない?」というお話です。
テンポが正確な曲は楽しくない?
目次
曲を仕上げていく過程
曲を仕上げていく過程として、まずは譜読み、音を読んでそれが少しずつ繋がってきて
メロディらしくなってきて、和音や伴奏もスムーズに手がいくようになる
このあたりが第一段階ではないかと思います。
そして第二段階として強弱やテンポまで気を付けられるようになって
この曲の美しさとなどを表現できるようになってくる
ミスタッチも減ってくる、といったことが出来るようになるのではと思います。
そして第三段階、最終段階としては、暗譜して自分の気持ちを曲に込めて表現できる
十分に楽しく演奏できる、舞台に立てる、誰かに聞いてもらう機会を持てるということだと思います。
第一段階はみんな必死!余裕ももちろんないし
こうしたいああしたい、ということもまだまだですが
第二段階になると、少しずつ出来ることと出来ないこと、苦手なことがはっきりしてきます。
それを克服するための練習をここでやっていかなくてはいけない、
ある意味とても重要な段階です。
練習にテンポはとても大切で、重要
その中の練習として「テンポ」はとても大切で、重要です。
ゆっくりな曲でも速い曲でも、その曲の出来具合とでもいいましょうか
それはテンポで印象付けられると言っても過言ではないのでは、と思います。
その曲にあったテンポ、間延びしてももったりするし、もっと速い曲だけど
弾けないからゆっくりになると、もうすでに別の曲?になってしまいます。
なので、テンポを決めることは大切
そしてそのテンポを守る、キープすることも大切です。
どうしても弾き難いところは遅くなるし、ゆっくりの曲はもっともったりしてしまいます。
そのテンポ練習のつよーい味方!
そう、メトロノームです!
メトロノーム練習はいくつになっても、いい大人になっても(笑)
プロになってももちろんやります。
お嫌いな方も多いのでは、と思いますが、やりにくい=出来ていないだと思うので、
目をつむらず、片目だけでも開けて(!?)取り組みましょう。
テンポ練習はいろんなことを兼ねています。
リズムも当然無視できないし、小節の頭の拍の意識も重要
このあたりをきちんとしないと間延びしてしまいますから。
しかし!!
テンポを正確に弾くとつまらない
ここからが今日のお話、テンポを正確に弾いていると、メトロノームばかり意識していると
「つまんない」
こうなってしまいます。
お気持ちはよーく分かります!
私たちはその曲をただ正確に再現することが目的ではありません。
曲を演奏するということ、自分の気持ちを乗せて演奏者自身が楽しむことが第一です。
ですから曲を豊かに弾こうと思った結果、テンポは多少揺れるのでは全然オッケーではないかと思います。
逆にそれがない曲は機械みたいでつまらないです。
ただし、範囲を超えて好き勝手にどうぞ、と言っているわけでもありません。
ここは守ってほしい、ということはあります。
1. 楽譜に忠実に、まずは書いてある通りやってみる。
2. 自分がこうしたい、そのためにここは少しゆっくりしたい、という感じで
その目的が明確であること。(たまたまそうなった、にならないこと)
3. 拍感はくずさないこと、どんなに揺れても1の拍の意識はしっかり。
4. その曲に合った雰囲気であること。自分の好み、指の都合
(耳が痛いところですが、指が動かないからここはゆっくり、という都合)にならないこと。
5. バランスよく揺れること、少しゆっくりした先には
アテンポで、テンポを戻すなど、緩みっぱなしにならないこと。
もちろん弾く曲によってこれらの条件は変わりますが、参考にしてくださると練習の目安になるかと思います。
基礎基盤をしっかり、そしてその上に乗る自由な音楽、表現できる音楽を目指して頑張りましょう!!
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