こんにちは、海野真理です。
今日は私たちの良く知っている大作曲家が大切な人に贈ったとされる名曲についてのお話です。
大切な人に贈ったとされる名曲
目次
作曲家たちの贈った名曲
さて、みなさん!好きな人に告白する、思いを伝える、そんなビッグイベントに際し
どうやったらそれが成功するか、そのような方法を考えますか?
サプライズ?バラの花束??はたまたエンゲージリング???
なんにしても最高のシチュエーションで、と考えますよね。
そして自分の得意分野を生かして一味差をつける、ということもありです。
詩を書いたり(!)絵をかいたり(!!)愛のダンスを踊ってみたり(!!!)
…まあいろいろですが。
要するに得意分野というのはいいところを見せられるので、とても有効と考えます。
さて、今日お話する大作曲家たちの得意なものといえば。。。
それは作曲に決まっています!
それもとびきりの名曲。
今日はそんなことから、どんな作曲家がどんな曲を贈っているのか
本当に少しですが調べてみました。
どんな作曲家がどんな曲を贈っているのか
まずトップバッターに浮かんだのはやっぱりこの曲です。
♪エルガー:愛の挨拶
エルガーは大変な愛妻家で有名でした。
それというのも、この結婚は反対されており、それを押し切っての結婚だったのです。
この曲は大恋愛のキャロラインとの婚約の記念に捧げられました。
とても美しくあたたかい、優しいこの曲、まさにそんな愛情たっぷりの曲で人々に愛されています。
ピアノ独奏版、ヴァイオリンとピアノ編など様々な編曲が残されています。
♪ベートーベン:エリーゼのために、月光ソナタ。
「エリーゼのために」はとてもとても有名、そして題名からしても
どなたかに贈られたものであることは容易に推測できます。
「エリーゼのために」なのですからエリーゼさんでしょ?と思いますが。
これはテレーゼさんではないか、と言われています。
ベートーベンがあまりにも字が雑だったのでテレーゼがエリーゼに読まれた、という説があります。
エリーゼさん改めテレーゼさんのことをベートーベンはとても好きで足しげく
通っていたそうですが、この恋は実らなかったということです。
そしてもう一曲、こちらも言わずとしれた名曲、ピアノソナタ「月光」です。
この曲にも恋のお話があります。
この曲はドイツの音楽評論家、詩人である
ルートヴィヒ・レルシュタープがこの曲の第1楽章を
「スイスのルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」
と表現し、その後「月光ソナタ」という名称が世界的に知られるようになりました。
曲は伯爵令嬢ジュリエッタに献呈されました。
ベートーヴェンは自らのピアノの弟子となったこの14歳の少女に夢中になりましたが、
残念なことに身分の違いから、この恋も叶うことはなかったそうです。
なお、このジュリエッタこそがあの有名な「不滅の恋人」であるとされているそうです。
14歳の少女に贈られた曲、確かにそんな雰囲気の曲ですね。
可愛く、どことなく可憐な感じ、少し幼い感じもしますが
とても明るく(短調の曲ですが)素直な感じがします。
♪ドビュッシー:喜びの島
この曲は、画家ジャン・アントワーヌ・ヴァトーの作品
「シテール島への巡礼」にインスピレーションを得て作曲されたと言われています。
若い男女の群衆が集い、シテール島への船出に漕ぎ出そうというシーンを描き出したもので、
実際、ドビュッシーの恋愛も、とても賑やか!?だったようです。
18才の時に人妻ヴァニエ夫人との不倫、その後もいろんな女性と
同棲や破局を繰り返し、その中の一人がピストル自殺を図るという事件も起こります。
教え子の母親や破局した女性の友人など、その後もどんどんお付き合いを広め!?ていきます。
この「喜びの島」はその中の女性と駆け落ち旅行をしたときに作られたと言われています。
…なかなか、とんでもない曲かもしれませんが、どこかワクワクした明るい感じの曲想は、
もしかしたらその時のドビュッシーの心境なのかもしれませんね。
♪シューマン:ミルテの花より献呈
この曲は妻であるクララ・シューマンに、結婚式の前日に贈られました。
そして、その歌曲集をミルテの花で飾って贈った、とされています。
ミルテの花ってどんな花なのでしょう?
調べてみましたが白くて小さくてとってもかわいい、
そしてお花の中央がフワフワ~~ッとしたお花でした。
こんなお花で飾られた素敵な歌曲集を贈られたら、
それはもう感動でウルウル、キュンキュンですね。
中でも一曲目の『献呈』はとても美しい、
愛する人に捧げた愛の曲として大変有名です。
贈られた曲を楽しもう
このような偉大な音楽家が自分の為に曲を書いて、
プレゼントしてくれるなんて、想像するだけで大興奮ですね!!
(もちろんこの頃はまだ偉大ではなかったかもしれませんが)
調べてみるともっとたくさんの「贈られた曲」はあると思います。
恋愛というのはやはり自分の全身全霊を傾けて、時には命を懸けてという大きなこと
それだけ自分の感情の高まりも凄いので、名作が生まれるのでしょうね。
思いのたけを音楽にすべて表してみた!といったところでしょう。
聴く側、演奏する側の私たちも、作品を理解していく、解釈して
いくうえで同じような気持ちになれること、何となく共感したり理解したりしながら
音楽を楽しむことが出来ると、また一味違って楽しいですね。
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