50代女性からのご質問
Q.左手のポロロ~ンという感じの音が1つ飛びみたいに弾く時の
弾き方が上手く出来ません。1つずつ離れているときは良いんですが
時々3つとか4つとか離れていて、うまく弾けません。
いい練習方法を教えて下さい。
A.
こんにちは、ご質問ありがとうございます。
左手のポロロ~ン、というのはおそらくアルペジオのことをですね。
ん?アルペジオって何?と思われたかもしれませんのでご説明を。
アルペジオとは和音を構成する音を下から、(上からの場合もあります)
順番に一つずつ弾いていく奏法です。
「ハープを弾く」というイタリア語「アルペッジアーレ」から
来ているということです。
なので、一つ離れている時、とおっしゃっているのは
「ドミソドミソドミソ~」のように、ドミソ、の和音をバラバラに
弾いているような時のことではないかと思います。
アルペジオは、このドミソ、レファラ、ミソシ、といった
3和音のものがよく使われます。
この場合は大体手の中に全ての音が入っていますから、
あとは時間差攻撃!
難しい弾き方ですが、綺麗にバラバラになるような
練習をすれば大丈夫です。
問題は均等に、近くに音がない場合のアルペジオ。
こうなると手の中から音は確実に飛び出ている、いくので
指をまたいでいかなくてはいけません。
ポジションも変わるので手首の柔軟な動き、上腕のサポートも必要です。
そして何より、皆さんがスムーズにいかない理由は
「どこに飛んでいいのかわかっていない。」ことだと思います。
一つずつ、ド、ソ、シ♭、ド、ミ、ソ、シ♭・・・と続く音、
楽譜をよんでいるようで、実際は目の前の音譜に精一杯で、なかなか
次のことまで分かっていらっしゃらないのでは?
アルペジオは羅列した音ですので、一つ一つがネックレスのように
綺麗に繋がって、はじめて一つの綺麗な音形になります。
ポツポツ、と音を拾うように弾いているうちは、きっと演奏者も
楽しくないし、美しくないと思いますので、ゆくゆくはスタートから
ゴールまで、すべて把握して最初の音が弾き出せるくらいになりたいです。
ですから最初はド、ソ、と二つの音まで。
次はド、ソ、シ♭、と三つの音まで。
そしてド、ソ、シ♭、ド、と四つの音まで、と言うふうに距離を延ばして
いく練習もよいと思います。
その間に指番号や手首の返しや、必要になってくる要素の練習もできます。
とても気の長い、時間のかかる練習かもしれませんが、
やみくもに出来ない、出来ないと何回も繰り返すより近道だと思います。
そして最後に長~いアルペジオが弾けた時は、達成感!
すごくうれしいと思います。
アルペジオはある程度パターンが決まっていたりします。
ですから一度習得したのもは、いろいろな曲ですぐ使えるでしょう。
ドミソや、ソシレのアルペジオなんて山のように出てきますから。
そして、華やかで気品のあるアルペジオ、ちょっとした伴奏を考える時に
とても素敵になりますから、自分のものにしてみてください。
コツコツと!
でも楽しく。
頑張って下さいね♪
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