50代男性からのご質問
Q.他の楽器と合わせる時に、440とか441とか聞かれます。
何の数字なのでしょうか?
A.
こんにちは、ご質問ありがとうございます。
今回の440、441という数字のことですが、どんな時に
お聞きになりますか?
他の楽器と合わせるとき、ということでしたが、具体的には
どんな感じでしょう?
おそらく
「このピアノは440で合わせてあります。」とか。
「チューナーは441ですか?」とか。
そういった感じでお聞きになったのではないかと思います。
この440とか441という数字はヘルツ、音の周波数のことです。
チューニングという言葉をお聞きになったことがあると思います。
ギターやヴァイオリンなどの弦楽器、管楽器の方々なら
チューニングは当たり前!の世界。
このチューニングという作業は、アンサンブルなど、複数の楽器が
同じ曲を演奏するときに、すべての楽器の音の高さを合わせることを
言います。
その目安として440ヘルツの高さが使われます。
この440にも意味があり、この高さがピアノでいう
真ん中の「ラ」の音に相当します。
オーケストラが演奏の前にオーボエの「ラ」でチューニングするのを
お聞きになったことがあると思います。
あれをやらないと、トランペットは少し高め、弦楽器は低め、
そんな状態で「ドミソ~~」と奏でても、ちょっと気持ち悪い音程の
和音になってしまいますね。
演奏技術ではなく、もともとが合っていないのです。
最近は少し高めで441がよくつかわれる、と聞いたことがあります。
華やかめのハーモニーになるのでしょうか。
ただ、ピアノの場合は調律師さんがきちんと合わせてくださるので、
いつもチューニングを気にすることはまずないと思います。
あるとすれば、「ここのホールのこのピアノは441。」とかいう
確認の意味で意識されると思います。
ピアノの場合、440は嫌だから441にしよう、と自分で変えたり
できませんから!
どうですか?
この不思議な数字の正体がお分かりになりましたか?
音楽の神髄は「調和」
まず楽器そのものが出す音のピッチがずれていては
調和はあり得ませんね。
とっても大切な作業です。
440も441も、1違うくらい分からない!と
思われるかもしれません。
確かに!
でも、いつも音の高さを気にし、敏感になっている演奏者は、
この1の違いがおそらく分かります。
「ん!?ちょっと低いな。」といった感じで、ピンと感じます。
これも訓練、絶対音感的なものだと思います。
一度、意識してお聞きになってみるもの面白いかもしれませんね!
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