こんにちは、海野真理です。
皆様からいただくご感想、ご質問に多いのが
「左手が上手に弾けない」
という内容です。
そしてこの解決法として、左手だけメトロノームで何度も練習する
という練習をされているそうです。
ピアノという楽器特有かもしれない
「左右が同時に、またはバラバラに動く」ということ、
ここに苦戦されている方が多いように思います。
ましてやト音記号とヘ音記号なので、譜読みにも苦労しますね。
今日はこのお話、どうしたら左手が上手になるかということを
考えていきたいと思います。
どうしたら左手が上手になるか
目次
左手が上手に弾けない
まず、「左手が上手に弾けない」というこのご質問、
これ、よーーーく考えてみてください。
確かに左手が動かない、右に比べてスムーズではないということ、
あると思います。
ですが、おそらく、「両手で弾いた時に左手が上手く弾けない」
というニュアンスではないか、と思うのです。
もしそうであれば、原因は動かない、動きにくい左手、
だけではないように思います。
先ほどお話にでました、メトロノームで左手だけ何度も練習、
これは確かにいい練習、必要な練習だと思います。
「片手なら弾けるのに、両手にするとどうも左手が…」
こうなるのであれば、両手になった時の不具合ですから、
やはり練習も両手でするべきと思います
ゆっくりメトロノーム練習を左手だけではなく、両手でする。
そうすると何ができないのかはっきりします。
右と左の縦の線が合わないのか。
左手が完全に止まってしまうとか遅れてしまうのか。
両手だと音のミスが多くなるのか。
縦の線が合わない
まず一番多い「縦の線が合わない。」
これは左手の準備が遅いということがあると思います。
右手のメロディーに一生懸命になって、
伴奏の和音が１テンポ遅れる、とか。
このような時は、少し脳のなかの割合を変えてみてください。
右手を４くらい、左手を６くらい。
３と７くらいはっきりしてもいいかもしれません。
少し左手が先回りして右手を迎えるような気持ちで。
きっと焦りがなくなってラクになると思います。
そして全く止まってしまう場合、これは２つのことを
同時に考えることが難しい、ということに
理由があると思います。
そうなると、左手だけメトロノーム練習を頑張っても
原因はなくならないですね。
初心に帰って、リズム打ちをする、あ、
もちろん両手で打ってくださいね！
このことで指や手といった、末端に神経というか
意識が行くと思います。
まずはリズム打ち、これとてもいいと思います。
両手だとミスタッチが増える
そして両手だとミスタッチが増える、という場合、
もしかしたら緊張というか舞い上がるというか、
難しいことしてるという思いというか、
そんな自分で自分を追い込んでいる場合も
あるのではないでしょうか。
ミスタッチというのは、精神的なことが多いです。
緊張した舞台の上だからこそミスタッチしてしまったりしますね。
案外弾けているのかもしれませんよ。
少しリラックスして弾いてみてください。
そのことによって、また別の原因が見えたりするかもしれませんね。
「弾けない」の一言の中に、いろんな原因があり、
そこを紐解くことで上達のヒントを
見つけることができると思います。
出来ない時こそチャンス！と思って、頑張ってみましょうね♪
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