こんにちは、ピアノ講師の海野真理です。
あなたは『絶対音感』という言葉をお聞きした事がありますか?
絶対音感が身に付くとどうなるの?
目次
絶対音感ってどんな感覚なの?
世の中のあらゆる音がドレミに聞こえる、
そういった能力、才能のことを言います。
私自身、絶対音感を持っていると思います。
その根拠は、なんとピアノで適当にポーンと弾いた音が
ほぼ完璧に近く分かるのです。
30数年(!?)付き合ってきたピアノですからそれはある意味当然
といえば当然かもしれませんが、そうではないのです。
小学生の時、学校で始業式や終業式で「君が代」を斉唱していました。
その簡単な4声のピアノ伴奏は耳で聴いてすべて分かりましたし、
家で弾いて楽しんでいました。
あ、あとラジオ体操第1も。
だって夏休みにあれだけ毎日聴けば嫌でも覚えます!
音の微妙なピッチも分かります。
これは中、高校で吹奏楽をしていたおかげだと思います。
管、弦楽器は「ラ」の音でチューニングをします。
フルートを吹いていた私も、チューナーという機械にむかって
「ラ~~~」をいつも吹いていました。
針が中央の440ヘルツで止まるよう、1ミリ単位で頭部管を出したり
入れたり。。。(フルートが吹ける方、分かっていただけますよね。)
そんなことを繰り返しているうちに、正しいピッチの「ラ」の音が
体にしみこんだような気がします。
楽器以外の音、たとえば時計の秒針の刻み、グラスで乾杯の音、
なども集中すればなんとなくわかります。
ですが、ピタっと正解する時もあれば、あら~違うわね、という時も。
ピアノを弾くときに絶対音感は必要?
確かに『絶対音感』は身に付いていればとても良いと思います。
しかし、ピアノを楽しむのに必ずなくてはならないものではありません。
「どうやったら絶対音感がつきますか?」
この質問が一番困ります。だって知らないうちについていたから。。。
「絶対音感は6歳、小学校入学くらいまでが勝負、それ以降は
なかなかつきにくい。なぜなら、頭でものを考えはじめるから。」
というのを聞いたことがあります。
なるほど、だから音楽教育は小さい頃からなのかしら、と思いました。
だからといって大人には無理とは言い切れません。
やはり、音楽に触れ合っていく中で自然に身に付くものだと思うからです。
絶対音感があると便利なことばかりではない!?
逆に絶対音感を持っているゆえの苦労もあるそうです。
ロングトーンの練習を一生懸命している時のエアコンの「ウーーン」
という音、これらの音が不響和音だったりすると非常に気持ち悪い。
喫茶店でお茶しながら本を読んでいてもBGMが無意識に楽譜になるので
集中できず、ちっとも読書にならない、などなど。
絶対音感とは、うらやましくもあり、便利でもあり、ドレミに縛られる
邪魔なものであり、複雑なもののような気がします。
だた、この能力も音楽を楽しむための一つの要素だと思います。
ただの「音当て」でなく、音の持つ性質を見極め(これには耳だけでなく
心が必要)、音楽を紡いでいくためのものではないでしょうか。
しかし、そうはいってられないのがオケ、合唱、吹奏楽といった方々。
皆で合わせるものなので、耳の良し悪しはとても大切です。
微妙なトーンのズレが周囲に迷惑をかけてしまいます。
耳は鍛えればある程度音の聞き分けが出来るようになると思います。
絶対音感まではいかずとも、ド、レ、ミ、といった音の幅は
理解できるようになります。
ぜひ、一つ一つの音にこだわってピアノを弾いてみてくださいね!
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