こんにちは、海野真理です。
さて、今日は『実は、「トルコ行進曲」でピアノの指練習ができる?』というお話です。
指練習にピッタリな教本や名曲をご紹介
目次
ピアノの上達に必要な練習とは?
ピアノの上達に必要不可欠なのが「テクニック的な練習」です。
いくら「こんな風に弾きたい。」「このテンポで弾けたら。。。」
と思っても、それを表現したり可能にする手段である
「テクニック」がなければいつまでも実現しません。
一言に「テクニック」といってもいろいろなものがあります。
ゆっくりした曲を美しくレガートに弾くためのテクニック。
指がコロコロとまわるテクニック。
10本の指を独立して弾けるためのテクニック。
左手と右手がおなじように動くようになるテクニック。
などなど。
そしてそれらを習得するための練習はとても大変です。
目的がはっきりしている分、練習パターンが同じなのです。
身につけるためには反復練習が必要。
指練習にオススメの教本は?
同じパターンを繰り返し練習、それもとてもやりにくいパターン。。。。
さあ、どうでしょう。
すでに顔が曇った方、いらっしゃいませんか?
ピアノをかじったことがある方ならバイエルと同じくらい有名な曲集、
「ハノン」というものをお聞きになったことがあるでしょう。
この本は徹底してテクニックを身につけるための
いろいろなパターンが載っています。
スケールやアルペジオはもちろん、半音階やオクターブ、
3度、6度、同音連打。。。
書ききれません。
この教本は目的がはっきりしていて、意外にも毎日弾くのが
苦ではありません。
ピアニストのための練習には避けては通れない的な一冊です。
この本は子供用に少し簡単にしたものも出版されています。
ぜひ活用してみてください。
そして同じくテクニック重視のものとして「ツェルニー」なども
ご存じでしょうか。
30番から60番まであり、なかなか音楽的な美しい曲もあります。
名曲で楽しく指練習をしてみよう!
それでもなんとなくつらい、好きじゃない、しんどい、
と思ってしまうあなた。
ではとっておきの名曲でテクニックの練習というのはいかがですか?
たとえばモーツァルトの「トルコ行進曲」
トルコ行進曲
中間部分のドレドシラシラソ・・・・という部分、
ここはピアニスト泣かせです。
私も何度ゆっくりからリズム変奏から工夫しながら練習したことか・・・。
指をコロコロ回す練習、臨時記号を読む練習、脱力して軽く弾く練習、
たくさんのことができます。
あの有名なピアニスト、フジコヘミングさんが指練習に良いという話を
なさっていたのを以前聞いたことがあります。
この曲なら飽きずに、そして弾けた時の喜び、達成感を
味わいながら練習できそうですね。
また、ベートーベンの「メヌエット」は冒頭から3度の和音、途中には
5度、6度といったいろいろな和音でのレガート演奏が入っています。
メヌエット
和音の上、メロディーをいかに美しく響かせるか、レガートに弾けるか、
かなりのテクニック練習になります。
練習曲なのに難しすぎる曲って?
他にもたくさんたくさんあるのですが、ピアニストにとって
最高に難易度の高い、そして最高傑作といってもいいくらいの
名曲ぞろいのテクニックの曲集が「ショパンエチュード」です。
「別れの曲」「革命のエチュード」「エオリアンハープ」「黒鍵」
「蝶々」「木枯らし」
表題のついた曲すべてが有名ですね。
別れの曲
革命のエチュード
エオリアンハープ
黒鍵
蝶々
木枯らし
「え、こんな美しい曲が練習曲!?」とびっくりされた方も
いらっしゃるかもしれませんね。
練習曲っておんなじような音形でもくもくとひたすら練習、
というイメージをお持ちなら、
このショパンエチュードでその概念が全く変わると思います。
ただ、この曲は「テクニックを付けるために弾きましょう。」
といういよりも
「テクニックがないと弾けませんよ。」
という要素のほうが断然強い。
だってめちゃくちゃ難しいですから!
いつか弾きたいこの一曲!という目的にして、そこに到達するために
コツコツがんばる、これも名曲でテクニック練習になりそうな・・・。
目標は高く!
なんてのはいかがですか?
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