こんにちは、海野真理です。
ピアノ愛好家のみなさん、
毎日楽しんでピアノに向かわれていますか?
忙しい毎日、癒しのピアノでリフレッシュされていますか?
こんな質問に時々頭を深くうなだれて
「それが・・・・。
かえってストレスになってしまって・・・。」
という大人の生徒さん、実は珍しくないのです。
あらら!それは大変、
本来楽しみのピアノなのになぜ?とお話を聞いてみると
「自分の演奏がぎこちなくて、こんなはずではないのに、
もっと美しくなめらかな曲なのに、と思ってしまうのです」
ということでした。
そんな初心者の方々に、もっと楽しくピアノを弾いていただくには?
と考えた時、今回のテーマにたどりつきました。
今回は「初心者には聴こえない演奏~ペダルマジック~」というお話です。
もっと楽しくピアノが弾ける!ペダルの使い方
目次
ペダルってどんな役割があるの?
キーボード等で練習されている方はペダルというものに
なじみが薄いかもしれませんので、軽くご説明いたします。
ピアノにはペダルが3本ついています。
それぞれ違う役割があるのですが、ペダルといえば一般的に右のペダル、
音を響かすためのペダルを指します。
基本的にペダルは「後踏み」といってポーンと音を出した瞬間から
少しずらして踏みます。
前の音でペダルを踏んでいるならポーンの時に
ペダルを上げてすぐに踏みなおす、
この繰り返しの作業です。
ポーンの時にエイッと同時にふめばよさそうなもの、そのほうが
手と足がそろって演奏者にとってやりやすい、とお思いかもしれません。
ペダルが音を残すのは基本的に音と音の間、だから手が挙がって
次の音の鍵盤を打鍵しようとしている時に、同じようにペダルを上げて
踏みなおすことは、音と音の間での役割をこなしていないことになります。
この音の繋がりが滑らかさであり、ぎこちなくなりがちな
初心者の演奏を美しくしてくれるのです。
ペダルを踏むときの注意点
そしてペダルを踏む際の注意点、それは「音をさせないこと」。
これは私もやってしまうのですが、ノリノリの曲などついペダルから足を
離して離れたところから「ペシ!」っと叩きつけて踏んでしまうのです。
そうするとピアノの音にまじって本当に「ペシ!」っという音が
聞こえてしまいます。
それは演奏には不必要な音です。
オーケストラの譜めくりの際の「ペラッ!」という音と同じです。
それに勢いよく踏むとピアノの中でごおーーーん、という
ダンパーが離れた勢いの、いやな響きもします。
それが演奏をモコモコさせてしまうことも。
ペダルの効果は音に表れればいいこと、
なるべく縁の下の力持ちでいましょう。
曲の雰囲気はペダルの使い方次第で変わる!?
ペダルはピアノの音色の魅力の一つ。。
グッと大人の深い音楽を作ってくれます。
子どもの頃、初めてペダルを用いた曲を弾いた時、急に音楽が
大人になった気がして、とても嬉しかったのを覚えています。
実際、ペダルなしのショパンのピアノ曲を想像してみてください。
・・・想像できないくらいありえないかもしれません。
あの美しい流れるような旋律、それを楽しむためには
ペダルは必要不可欠ですね。
ペダルは正しく使わないといけません。
料理の味付けと同じように、足りなくても多すぎても
曲を損ねてしまいます。
ペダル次第でいくらでも曲の雰囲気が変わる、といっても
過言ではないでしょう。
そう、「プロにきこえない演奏~ペダルミス~」
なんてことにも成りかねません。
そんな記事を書かなくて済みますように!!!(怖い~)
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