こんにちは、海野真理です。
みなさんは「アメイジング・グレイス」という曲名をきいて
すぐに曲が浮かびますか?
おそらくほとんどの方が「Yes!」とお答えになるでしょう。
アメイジング・グレイスは色々なドラマや映画で使われているので、
ピンとこなかった方々も曲をお聴きになれば
「あ~~~!知ってる。」と言われるでしょう。
さて今日は、大人の生徒さんからも「弾いてみたいリクエスト」の高い
アメイジング・グレイスについてのお話です。
私はこの曲は「讃美歌」である、ということくらいしか
きちんと知らないことに気づきました。
そこで少し詳しく調べてみました。
人気の名曲「アメイジング・グレイス」について知ろう!
目次
「アメイジング・グレイス」はどのようにして生まれた?
「アメイジング・グレイス」
作詞者はジョン・ニュートン (John Newton)。作曲者は不詳。
アイルランドかスコットランドの民謡を掛け合わせて作られたとしたり、
19世紀に南部アメリカで作られたとするなど、諸説がある。ジョン・ニュートンは1725年、イギリスに生まれた。
母親は幼いジョンに聖書を読んで聞かせるなど敬虔なクリスチャンだったが
ジョンが7歳の時に亡くなった。成長したジョンは、商船の指揮官であった父に付いて船乗りとなったが、
さまざまな船を渡り歩くうちに黒人奴隷を輸送するいわゆる「奴隷貿易」に
手を染め巨万の富を得るようになった。当時奴隷として拉致された黒人への扱いは家畜以下であり、
輸送に用いられる船内の衛生環境は劣悪であった。このため多くの者が輸送先に到着する前に感染症や脱水症状、
栄養失調などの原因で死亡したといわれる。ジョンもまたこのような扱いを拉致してきた黒人に対して
当然のように行っていたが、1748年5月10日、
彼が22歳の時に転機はやってきた。船長として任された船が嵐に遭い、非常に危険な状態に陥ったのである。
今にも海に呑まれそうな船の中で、彼は必死に神に祈った。
敬虔なクリスチャンの母を持ちながら、彼が心の底から神に祈ったのは
この時が初めてだったという。すると船は奇跡的に嵐を脱し、難を逃れたのである。
彼はこの日をみずからの第二の誕生日と決めた。
その後の6年間も、ジョンは奴隷を運び続けた。しかし彼の船に乗った奴隷への待遇は、動物以下の扱いではあったものの、
当時の奴隷商としては飛躍的に改善されたという。1755年、ジョンは病気を理由に船を降り、勉学と多額の寄付を重ねて
牧師となった。そして1772年、「アメイジング・グレイス」が生まれたのである。
この曲には、黒人奴隷貿易に関わったことに対する深い悔恨と、
それにも関わらず赦しを与えた神の愛に対する感謝が込められていると
いわれている。
(ウィキペディアより)
曲に込められた思いとは?
あの美しいメロディー、穏やかでありながら何か力を感じる曲、
それらはこのような背景があって生まれたものだったのですね。
今まではただ「美しい、いい曲。」としか思っていませんでしたが、
その奥底にある神の愛への感謝、それを知って改めて曲を聞くと、
本当に涙がでてきます。
東日本大震災後
黙祷を捧げる住民の方々がニュースで伝えられていました。
その中で、高台に集まってまだがれきの山の村を見降ろしながら、
手をあわせている方々の映像、その時「アメイジング・グレイス」を
歌っていらっしゃいました。
私は本当にこの記事を書いている時でしたので、
「あ、アメイジング・グレイスだ!」と
思わずその映像に見入ってしまいました。
きっと亡くなった方々のことを思い、レクイエムとして
歌われていたのではないかと思います。
この曲にはそのような、やさしい、そして
これからのパワーとなる強い気持ちのこもった曲なのですね。
音楽の持つ力の凄さを、改めて感じられる名曲。
私も、そんな気持ちで、この曲を聞いたり演奏したり
していきたいと思います。
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