こんにちは、海野真理です。
今回のテーマは「日本の音楽コンクール」というお話です。
今や日本全国コンクールだらけ、といっても過言でないほど
各都市でコンクールが行われています。
楽器店さん主催のようなものから全国規模のコンクールまで、
常にいつも一次予選やらテープ審査やらが行われています。
音楽コンクールに挑戦してみよう!
目次
音楽コンクールについて
コンクールってどんなもの?
♪コンクール
(仏コンペティション、コンテストとやくされることも )
「主に芸術作品の優劣を競う催し物や競技会。」
今さらですが調べてみると、
「うん、その通りだね」という答えでした。
楽しく演奏する発表会とは異なり、「優劣を競うもの」なのです。
言葉にすると、なんだかシビアでキツイ感じですね。
実際、各コンクールにはそれぞれの特色があり、
とてもシビアなコンクールから参加して、
練習して、頑張った、そのことがすばらしいこと、
という、これからの子どもたちのピアノを応援し
励ましていくコンクールからいろいろです。
日本で最も伝統のあるコンクールは
「日本音楽コンクール」
言わずと知れたあのコンクールです。
過去の入賞者としては
<ピアノ部門>
舘野泉 (第27回 第3位)
羽田健太郎(第39回 第3位)
小山実稚恵(第49回 第3位)
仲道郁代 (第51回 第1位)
松本和将 (第67回 第1位)
外山啓介 (第73回 第1位)
<ヴァイオリン部門>
江藤俊哉(第8回 第1位)
前橋汀子(第28回 第2位)
徳永二男(第34回 第3位)
天満敦子(第43回 第1位)
千住真理子(第46回 第1位)
諏訪内晶子(第56回 第1位)
<声楽部門>
松本美和子(第34回 第1位)
田原祥一郎(第35回 第2位)
<作曲部門>
中田喜直(第18回 室内楽第2位)
平吉毅州(第31回 管弦楽第1位)
池辺普一郎(第35回 管弦楽第1位)
そうそうたるお名前が並んでいます。
若手の登竜門と呼ばれるこのコンクール、
今こうして日本のクラシック界を
引っ張っていらっしゃる方々、
若手のころから素晴らしかったのだなあ~
と思いながら調べました。
そして私の住んでいる福山市で開催される
「福山音楽コンクール」は
日本で第2番目に歴史のあるコンクールです。
日本音楽コンクールに次ぐ伝統、と思うと
地元としてとても嬉しくなります。
コンクールは受けた方がいい?
さて、「コンクール」と一言で言いますが、
語るとなると大変難しいです。
受けた方がいいのか、受けるなら何のコンクールがいいのか、
何に気を付けたらいいのか、
はたまた一次予選からドレスを着た方がいいのか、などなど。
本当に沢山のご質問をいただきます。
それはケースバイケースなので、受けるコンクールが決まれば
検討していけばいいわけですが。
コンクールって受けた方がいいですか?というご質問。
私個人の考えでは、コンクールはとてもいいと思っています。
それは結果がどうこうではなく、いろいろなことが見えてくるし、
まず自分との戦いというか、ものすごく自分と向き合う
いい機会になるからです。
(それでも競うわけですから
いい結果にこしたことはありませんが!)
コンクールで得られるもの
一番強く思う事は、自分の性格がよーく分かるなあ、
ということです。
たとえば、
コンクールまであと何カ月、それまでにどのようにお勉強を
進めていくかという緻密な(!?)計画を立て、
それを実行していく。
当然その間には計画通りに行かない事態もあり、その時のイライラ、
焦り、そういった負の気持ちになるかどうか、そしてそれに
どう対応して乗り切るか。
もしくは全くナーバスになることなく
楽しくお勉強を進めていける、など。
(おそらくそんな方はあまりいらっしゃらないのでは…?)
そしていざ本番!
今までの力を出し切れる精神力、
それ以上の集中力を発揮できる強さ、
あんなに頑張ったのに緊張に負けた、
他人を意識しすぎて自滅、とか。
本当に自分との戦いなのです。
そして「私ってこんな一面もあったんだぁ。」
と気づいたりします。
私は去年コンクールに挑戦して、とてもいい経験をしました。
もちろん満足はしていないので、また頑張ろうと思っていますが、
コンクールを受けた同世代の方々と、とてもいいお友達になりました。
このような刺激はまた次へと自分を奮い立たせてくれます。
コンクールの良さはそういったこともあるのではないでしょうか。
~自分への挑戦~
副題に書いたまさにその言葉通りです。
学年が小さいお子様も、大人のアマチュアのかたも、
本当にいい経験をされることと思います。
音楽と、自分と向き合ういい機会に、一度コンクールの世界を
のぞかれてはいかがでしょうか?
♪一生懸命ピアノに向かってみる、というのは良いな。
♪コンクールまではいかないけど、自分も弾いてみたいな
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